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東京インキJP:4635
事業内容
東京インキ株式会社は、主に4つの事業セグメントを展開しています。まず、インキ事業では、印刷インキの製造販売を行い、印刷用材料の仕入販売も手がけています。関連会社として、林インキ製造株式会社や荒川塗料工業株式会社などがあり、これらの企業と製品や商品の取引を行っています。
次に、化成品事業では、東京インキが化成品の製造販売を行っています。英泉ケミカル株式会社やハヤシ化成工業株式会社が製造受託を担当し、トーイン加工株式会社や東洋整機樹脂加工株式会社などと製品の取引を行っています。
加工品事業では、東京インキが加工品の製造販売および仕入販売を行っています。トーイン加工株式会社や東洋整機樹脂加工株式会社と製品や商品の取引を行い、事業を展開しています。
最後に、不動産賃貸事業では、東京インキが直接不動産を賃貸しています。この事業は、他の事業セグメントとは異なり、直接的な製品の製造や販売を伴わない形で収益を上げています。
経営方針
東京インキ株式会社は、2030年に向けた長期ビジョン「TOKYOink Vision 2030」を掲げ、持続可能な価値を提供し続ける企業グループを目指しています。このビジョンのもと、同社は「伝える」「彩る」「守る」をパーパスとして掲げ、社会に貢献する製品の提供を通じて豊かな未来を実現することを目指しています。
同社は、2025年度から始まる中期経営計画「TOKYOink 2027」を策定し、製品ポートフォリオの高付加価値化と効率化を進めることで収益性の向上を図ります。特に、インキ事業では機能性製品の拡大を目指し、化成品事業ではASEAN地域での販売促進を強化します。また、加工品事業では土木資材の事業規模拡大を軸に収益拡大を図ります。
さらに、東京インキはサステナブル対応製品の開発を推進し、環境負荷の低減や社会課題の解決に寄与する製品の売上比率を2030年度までに50%に引き上げることを目指しています。これにより、環境に配慮した製品の提供を通じて、持続可能な社会の実現に貢献します。
同社は、資本政策と財務戦略においても、株主還元の充実や強固な財務基盤の確保を図り、成長戦略に基づく投資を進めます。これにより、企業価値の向上と競争力の強化を目指し、持続可能な成長を実現します。