DIC (4631) 株価

時価総額
¥3593.1億
PER
10.8倍
化学品・材料の大手メーカー。インキ、顔料、合成樹脂など印刷・包装・電子材料分野の製品を幅広く展開。パッケージング&グラフィック、カラー&ディスプレイ、ファンクショナルプロダクツの3事業で構成。連結子会社145社を擁し、グローバルに事業を展開。

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事業内容

DICは、印刷インキや顔料を中核とした化学メーカーです。同社は1908年の創業以来、色と化学技術を軸に事業を展開し、現在では印刷材料から電子材料まで幅広い製品を手がけています。連結子会社145社、関連会社17社を擁するグローバル企業として、世界各地で事業を展開しています。

同社の顧客は印刷業界、包装業界、自動車業界、電子機器業界など多岐にわたります。印刷用のグラビアインキやオフセットインキは新聞社や出版社向けに、包装材料は食品・日用品メーカー向けに、また電子材料は半導体や液晶ディスプレイメーカー向けに供給しています。これらの多様な業界への製品供給により、安定した収益基盤を築いています。

同社の事業は3つの主要セグメントで構成されています。「パッケージング&グラフィック」では各種印刷インキや包装材料を、「カラー&ディスプレイ」では塗料・プラスチック用顔料やカラーフィルタ用顔料を製造しています。「ファンクショナルプロダクツ」では合成樹脂、電子材料、中空糸膜など高機能製品を展開し、成長分野への事業拡大を図っています。

経営方針

DICは2030年に向けた長期経営計画「DIC Vision 2030」のもと、持続的成長を目指す戦略を展開しています。同社は2030年度までに売上高1240億円以上、営業利益800億円以上の達成を目標に掲げ、ROICは6.0%以上、ROEは10.0%への改善を計画しています。2026年度から始まるPhase2では、飛躍的な成長に向けたビジネスモデル進化と株主還元の充実により、企業価値向上にコミットする方針を示しています。

同社の成長戦略は事業ポートフォリオの変革を軸としており、中核事業の質的転換と新たな事業柱の構築を両輪で進めています。インキ・包装材料、顔料、ポリマーといった従来の中核事業では構造改革と製品ポートフォリオの転換を通じて収益力を強化し、安定した収益基盤を維持しています。一方で、AI融合社会を支える成長事業として位置付けるケミトロニクス、コンポジット・デバイス分野への重点投資を実施し、新たな収益源の育成を図っています。

特に注目すべきは、AIが社会のあらゆる仕組みと統合される「AI融合社会」への対応戦略です。同社はこの社会変化を成長機会と捉え、半導体、バッテリー、フィジカルAIの3分野で素材とソリューションの提供を強化しています。これらの分野では同社の100年を超える化学技術の蓄積と、約60か国でのグローバル展開による知見を活かし、差別化された製品開発を進めています。

DICはサステナビリティ戦略も成長の重要な柱として位置付けています。「グリーン」「デジタル」「Quality of Life」の3つの社会課題解決に貢献する事業領域に経営資源を集中し、サステナブル製品の展開、CO2排出量削減、循環経済への対応を推進しています。同社は「進取の精神」と「多様性の結集」を独自の強みとして、絶えざるイノベーションにより豊かな価値創造と社会の持続可能な発展への貢献を目指しています。

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