中国塗料JP:4617

時価総額
¥2392.5億
PER
18.8倍
塗料の製造・販売を主軸に、大竹明新化学や神戸ペイントなどと連携し、塗料関連事業を展開する企業。

事業内容

中国塗料は、主に塗料の製造・販売を行う企業であり、23社の子会社と共に事業を展開しています。日本国内では、大竹明新化学、神戸ペイント、文正商事、三陽興産、グローバル・エンジニアリング・サービスなどと協力し、塗料関連事業を推進しています。

また、中国塗料は、シーエムピー企画と共にその他の事業も手がけています。これにより、塗料関連事業以外の分野でも事業を拡大し、多角的なビジネス展開を図っています。

中国市場では、CHUGOKU MARINE PAINTSの各地域法人が塗料関連事業を展開しています。これにより、中国市場でのプレゼンスを強化し、地域に根ざしたサービスを提供しています。

韓国では、CHUGOKU SAMHWA PAINTSが塗料関連事業を担っています。この地域での事業展開により、韓国市場での競争力を高めています。

東南アジアでは、シンガポール、マレーシア、インドネシア、ミャンマー、インドなどで事業を展開しています。これにより、東南アジア全域での市場拡大を目指しています。

欧州・米国では、CHUGOKU PAINTSの各地域法人が塗料関連事業を行っています。これにより、欧米市場での事業基盤を強化し、グローバルな展開を進めています。

経営方針

中国塗料は、持続可能な社会の実現に貢献することを目指し、経営理念を再定義しました。最高の品質で顧客の信頼を確保し、技術革新を通じて新製品を開発することを重視しています。また、経営の科学化を図り、誠実さと公正さを大切にしながら、全てのステークホルダーの幸福を追求しています。

同社は、2022年から2026年までの中期経営計画「CMP New Century Plan 2」を策定し、サステナブルで高収益なグローバル・ニッチ・トップ企業を目指しています。特に、船舶用塗料の販売シェア拡大と船底防汚塗料の供給による温暖化ガス削減に注力しています。

この中期計画では、環境・社会貢献による提供価値の拡大、利益体質の改善と安定化、組織基盤の整備、積極的な株主還元と資本効率向上の4つの基本方針を掲げています。これらの方針に基づき、各部門で戦略を実行し、長期ビジョンの実現を目指しています。

2025年3月期には、温暖化ガス削減や低VOC塗料の拡販に成功し、環境貢献を果たしました。また、製造コストに見合った販売価格の改定により、利益体質の改善を図りました。組織基盤の整備では、サステナビリティ委員会を通じて温室効果ガスの排出削減に取り組みました。

株主還元では、1株当たり年間配当金を増配し、連結自己資本総還元率を6.2%とする見込みです。2026年3月期も、サステナブル経営を推進し、企業価値の向上を目指しています。