カイノスJP:4556

時価総額
¥56.7億
PER
8.7倍
体外診断用医薬品や臨床検査薬、医療機器の製造・販売を手がける事業。

事業内容

カイノスは、体外診断用医薬品や臨床検査薬、医療機器の製造と販売を主な事業としています。これらの製品は、医療機関や研究施設での診断や検査に使用され、医療の質を向上させる役割を果たしています。

同社は、子会社や関連会社を持たず、独立した企業として事業を展開しています。そのため、企業集団としての状況についての記載はありませんが、旭化成ファーマ株式会社との継続的で緊密な事業関係があります。

経営方針

カイノスは、独創的な臨床検査試薬を提供し続けることで、医療と予防医学の発展に貢献することを経営方針としています。医療現場のニーズと市場動向を分析し、独自の製品開発を推進することで、医療業界における重要な役割を果たしています。

同社は、売上高の増加と原価低減を通じて営業利益率と経常利益率を高めることを目指しています。また、自己資本利益率(ROE)8%以上を目標に掲げ、資本コストや株価を意識した経営を実現しようとしています。

中長期的な経営戦略として、カイノスは臨床検査薬市場の成熟化に対応し、早期診断や予防医学に貢献する製品の開発を強化しています。提携企業との協業を通じて、ユーザーニーズを迅速に取り入れた診断薬の開発・製造販売を推進し、事業拡大を図っています。

国内市場の飽和に対処するため、カイノスは生活習慣病の予防医学領域での製品拡充を進めています。研究開発では新技術の導入を強化し、生産効率の改善と品質安定化を図ることで、高品質な製品の提供を目指しています。

営業活動では、敗血症診断用プロカルシトニンキット「LATECLE PCT試薬」のシェア拡大を目指し、他の検査製品の拡販にも注力しています。多様な人材の採用と育成を通じて、活力ある企業としての成長を推進しています。

カイノスは、投資効率の向上と法令遵守を重視し、内部統制とコンプライアンス体制の強化に努めています。市場動向や顧客ニーズを的確に捉えた事業展開を行い、ステークホルダーへの利益還元と信頼関係の構築を目指しています。