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塩野義製薬JP:4507
沿革
1878-03 | 初代塩野義三郎薬種問屋を創業 和漢薬を販売 |
1886-00 | 取扱品を洋薬に転換 直接欧米の商社と取引を開始 |
1910-02 | 塩野製薬所を建設 |
1919-06 | 株式会社に組織を変更 社名を株式会社塩野義商店(資本金150万円)とする |
1922-05 | 神戸醋酸工業の土地、建物を買収し、杭瀬工場として発足 |
1943-07 | 塩野義製薬株式会社と改称 |
1945-08 | 塩野義化学を合併し、赤穂工場として発足 |
1946-01 | 油日農場(滋賀県)を開設 |
1949-05 | 東京、大阪両証券取引所に株式上場 |
1963-12 | 台湾塩野義製薬股份有限公司(現・連結子会社)を設立 |
1968-03 | 摂津工場(大阪府)を建設 |
1976-08 | 日亜薬品工業株式会社(現・連結子会社シオノギファーマ株式会社)を設立 |
1983-03 | 金ケ崎工場(岩手県)を建設 |
1998-08 | 武州製薬株式会社を設立 |
2001-02 | シオノギUSA,INC.(米国)を設立 |
2008-01 | シオノギ分析センター株式会社(現・連結子会社シオノギファーマ株式会社)を設立 |
2008-08 | シオノギUSAホールディングス,INC.(米国、現・連結子会社 Shionogi Inc.)を設立 |
2008-10 | サイエルファーマ,INC.(米国、2010年1月 シオノギファーマ,INC.に商号変更)の株式取得 |
2010-03 | 武州製薬株式会社の全株式を譲渡 |
2010-10 | シオノギテクノアドバンスリサーチ株式会社(現・連結子会社)を設立 |
2011-04 | Shionogi Inc.がシオノギUSA,INC.及びシオノギファーマ,INC.を吸収合併 |
2011-07 | 医薬研究センター(大阪府)を建設し、創薬研究機能を集約 |
2011-10 | C&Oファーマシューティカル テクノロジー ホールディングス Ltd.(中国、現・連結子会社)の株式取得 |
2012-02 | シオノギ Ltd.(現・連結子会社 Shionogi B.V.)を設立 |
2013-03 | 北京塩野義医薬科技有限公司(中国、現・連結子会社)を設立 |
2016-01 | シオノギヘルスケア株式会社(現・連結子会社)を設立 |
2016-04 | シオノギヘルスケア株式会社にコンシューマーヘルスケア事業を承継 |
2018-10 | シオノギファーマ株式会社(現・連結子会社)を設立 |
2018-11 | Shionogi B.V.(オランダ、現・連結子会社)を設立 |
2019-03 | Shionogi B.V.がシオノギ Ltd.を吸収合併 |
2019-04 | シオノギファーマ株式会社に医療用医薬品等の製造及び製造受託等を承継 シオノギファーマ株式会社がシオノギファーマケミカル株式会社及びシオノギ分析センター株式会社を吸収合併 |
2019-10 | エムスリー株式会社と合弁会社ストリーム・アイ株式会社(現・連結子会社)を設立 |
2019-12 | 株式会社UMNファーマ(現・連結子会社)の株式取得 |
2020-05 | Tetra Therapeutics Inc.(現・連結子会社)の株式取得 |
2020-08 | 平安塩野義(香港)有限公司(現・連結子会社)を設立 |
2020-10 | シオノギファーマ株式会社がナガセ医薬品株式会社の株式取得 |
2020-11 | 平安塩野義(中国)有限公司(現・連結子会社)を設立 |
2021-11 | Pharmira株式会社(現・連結子会社)を設立 |
2022-04 | シオノギファーマ株式会社よりPharmira株式会社に治験薬製造事業の一部を承継 シオノギファーマ株式会社がナガセ医薬品株式会社を吸収合併 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行 |
2022-08 | Yui Connection株式会社(現・連結子会社)を設立 |
2023-07 | シオノギビジネスパートナー株式会社の株式一部売却(現・持分法適用関連会社) Qpex Biopharma, Inc.(現・連結子会社)の株式取得 |
2023-10 | Shionogi-Apnimed Sleep Science, LLC(現・持分法適用共同支配企業)を設立 |
事業内容
塩野義製薬グループは、塩野義製薬を中心に、連結子会社45社、関連会社3社、共同支配企業1社から構成されています。このグループは、医療用医薬品の研究開発、仕入、製造、販売及びこれらに付随する業務を単一セグメントとして展開しています。主要なグループ企業には、シオノギファーマ株式会社、シオノギヘルスケア株式会社、シオノギテクノアドバンスリサーチ株式会社、シオノギビジネスパートナー株式会社、株式会社UMNファーマ、Pharmira株式会社、Shionogi Inc.、Tetra Therapeutics Inc.、Shionogi B.V.、台湾塩野義製薬股份有限公司、北京塩野義医薬科技有限公司、平安塩野義(香港)有限公司、平安塩野義(中国)有限公司などが含まれます。これらの企業は、グローバルに医薬品の研究開発から販売までを手掛け、様々な医療ニーズに応える製品とサービスを提供しています。塩野義製薬グループは、これらの事業を通じて、世界中の人々の健康と生活の質の向上に貢献しています。
経営方針
塩野義製薬は、医療用医薬品の研究開発、製造、販売を核とする事業を展開しています。同社は、「常に人々の健康を守るために必要な最もよい薬(ヘルスケアソリューション)を提供する」という基本方針のもと、技術の向上に努めています。2030年に向けたビジョンとして、「新たなプラットフォームでヘルスケアの未来を創り出す」ことを掲げ、事業の変革を進めています。この変革には、創薬型製薬企業からヘルスケアサービスを提供する「HaaS(Healthcare as a Service)企業」への転換が含まれます。
中期経営計画「Shionogi Transformation Strategy 2030(STS2030)」を策定し、HIV製品の特許切れによる影響を乗り越え、更なる成長を目指しています。この計画では、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)治療薬やワクチンの開発にも取り組み、緊急承認を取得するなどの成果を上げています。また、感染症領域だけでなく、「健やかで豊かな人生への貢献」を目指し、認知症や肥満症などのアンメットニーズの高い領域にも注力しています。
塩野義製薬は、変化に対する予見力を高め、ビジネスリスクを低減しながら、新たな事業機会を創出し続けることで、持続的な成長を目指しています。そのために、STS2030の達成に向けた取り組みを進め、2023年6月にはSTS2030 Revisionを再策定しました。この戦略には、社会課題や医療ニーズに応えるための重要課題(マテリアリティ)が組み込まれており、社会に新たな価値を創出し、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。