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SansanJP:4443
沿革
2007-06 | 名刺管理サービスを提供することを目的として、東京都新宿区市谷田町にて、三三株式会社(現Sansan株式会社)を設立 |
2007-09 | 「Link Knowledge」(現営業DXサービス「Sansan」)を提供開始 |
2008-10 | 本社を東京都千代田区四番町に移転 |
2010-11 | 本社を東京都千代田区九段南に移転 |
2012-02 | キャリアプロフィール「Eight」を提供開始 |
2013-04 | 第三者割当増資により約5億円を調達 |
2013-08 | 「Link Knowledge」を「Sansan」に名称変更 「Sansan」のテレビCM第1弾「面識アリ」篇を放送開始 |
2013-10 | 米国デラウェア州に子会社Sansan Corporation(現連結子会社)を設立 |
2014-03 | 本社を東京都渋谷区神宮前に移転し、商号をSansan株式会社へ変更 |
2014-05 | 第三者割当増資により約14億円を調達 |
2015-10 | シンガポールに子会社Sansan Global Pte. Ltd.(現連結子会社)を設立 |
2016-01 | 第三者割当増資により約20億円を調達 |
2017-07 | 第三者割当増資により約42億円を調達 |
2018-12 | 第三者割当増資により約30億円を調達 |
2019-06 | 東京証券取引所マザーズに上場し、公募による募集株式発行により約21億円を調達 |
2019-07 | 第三者割当増資により約47億円を調達 |
2020-05 | インボイス管理サービス「Bill One」を提供開始 |
2020-06 | 「Sansan」にて「オンライン名刺」機能を提供開始 |
2020-08 | ログミー株式会社を子会社化 |
2021-01 | 東京証券取引所市場第一部への上場市場変更 |
2021-05 | 名刺作成サービス「Sansan名刺メーカー」を提供開始 |
2022-01 | 契約DXサービス「Contract One」を提供開始 |
2022-04 | 東京証券取引所プライム市場へ移行 |
2023-03 | クリエイティブサーベイ株式会社(現連結子会社)の株式を取得し連結子会社化 |
2023-04 | フィリピンに子会社Sansan Global Development Center, Inc.(現連結子会社)を設立 |
事業内容
Sansan株式会社は、主に2つの事業セグメントを持つ企業であり、それぞれが独自のサービスを提供しています。Sansan/Bill One事業とEight事業がその2つのセグメントです。Sansan株式会社は、デジタル変革(DX)サービスを通じて、人や企業との出会いをビジネスチャンスに変えることを目指しています。
Sansan/Bill One事業では、営業DXサービス「Sansan」とインボイス管理サービス「Bill One」を展開しています。「Sansan」は、企業情報と顧客との接点情報を組み合わせたデータベースを構築し、営業活動の効率化を図るサービスです。一方、「Bill One」は、請求書の受領から月次決算の加速までを支援する経理DXサービスであり、請求書のデジタル化や管理を効率化します。
Eight事業では、「Eight」というサービスを提供しており、これは名刺情報をデジタル化し、クラウド上で簡単に人脈を管理・検索できるプラットフォームです。ユーザーは自分の名刺をスキャンすることで、自身のプロフィールページを作成し、名刺交換相手の情報もデジタル化して管理できます。
Sansan株式会社は、これらのサービスを通じて、企業の営業力強化や経理業務の効率化、さらには人脈管理の最適化を図ることで、ビジネスインフラとしての役割を果たしています。また、技術本部が両事業の基盤として機能し、新技術の開発やデータ入力オペレーションの改善に取り組んでいます。
経営方針
Sansan株式会社は、企業理念「出会いからイノベーションを生み出す」のもと、ビジネスインフラとしての役割を目指しています。同社は、DXを促進するサービスを展開し、企業やビジネスパーソンの働き方を変革することで、社会課題の解決に貢献しています。2023年5月期から2025年5月期にかけての中期目標では、売上高成長と利益成長の両立を目指し、連結売上高の20%中盤以上の成長を継続することを目標としています。また、調整後営業利益率の向上を通じて、SansanとBill Oneサービスの合計で調整後営業利益100億円以上を目指しています。
中長期的な経営戦略として、Sansan株式会社は、広大な市場機会の探求、アナログ情報のデータ化精度99.9%を実現する技術力、そして安定した財務・収益モデルを3つの柱としています。特に、DX市場や国内SaaS市場の拡大を背景に、SansanとBill One事業の売上最大化に注力しています。これには、中堅・大企業を対象とした営業体制の強化や、サービス機能の充実化が含まれます。また、Eight事業では、登録ユーザー330万人のネットワークを活用した収益化を目指し、M&Aを通じた成長戦略も積極的に進めています。
Sansan株式会社は、セキュリティリスク管理の強化、優秀な人材の採用・育成、技術力の強化を優先的に対処すべき課題として挙げています。これらの取り組みを通じて、同社は持続可能な成長を目指し、企業価値の最大化に努めています。