Welby (4438) 株価

時価総額
¥25.5億
PER
医療向けPHRプラットフォームの有力企業。糖尿病・高血圧症・がん等の疾患別アプリを展開し、製薬企業からの構築費用が売上の約8割を占める。25年12月末で各アプリの合計ダウンロード数は約123万回。日本国内中心に展開。

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事業内容

Welbyは、糖尿病や高血圧症などの生活習慣病患者の治療継続を支援するデジタルヘルスサービスを展開している企業です。同社は「Empower the Patients」を事業理念に掲げ、患者が自ら健康管理を行えるよう支援するスマートフォンアプリとクラウドシステムを提供しています。患者はアプリで血糖値や血圧などの健康データを記録し、医療従事者と情報を共有することで、より効果的な治療を実現できます。

同社の主要顧客は製薬企業と医療機関で、収益の約8割を製薬企業向けサービスが占めています。製薬企業からは新薬上市に伴うアプリ開発費用と利用料を受け取り、医療機関や健康保険組合、自治体からは月額利用料を徴収する仕組みです。また、患者から取得した健康データを適切な同意のもとで活用し、臨床研究や疾患啓発に役立てることで追加収益も得ています。

同社の事業は「疾患ソリューションサービス」と「Welbyマイカルテサービス」の2つに分かれます。前者は製薬企業と共同開発する疾患別アプリで、がん治療薬「タグリッソ」向けの「Tダイアリー」など20種類以上のアプリを運営しています。後者は同社独自の生活習慣病管理プラットフォームで、血圧計などの医療機器と連携し、患者・医療機関・企業をつなぐ包括的なサービスを展開しており、累計ダウンロード数は約123万回に達しています。

経営方針

Welbyは「Empower the Patients」を事業ミッションに掲げ、PHRプラットフォームサービス事業とデータポータビリティプラットフォームサービス事業に経営資源を集中する成長戦略を展開しています。同社は売上高と営業利益を重要指標として設定し、高い成長性と生産性を持った収益構造の構築を目指しています。創業以来取り組んでいるPHRプラットフォームサービスでは、各疾患領域でのサービスメニュー拡充を進め、臨床現場における患者の行動変容効果の実証に注力しています。

同社の重点投資分野は、データポータビリティプラットフォームの機能拡張と新たな連携スキームの構築です。このプラットフォームはPHRデータの利活用を前提に設計されており、医療ヘルスケアPaaSとして単体利用できるとともに、他プラットフォーム間をつなぐデータハブとしても機能します。機能別マイクロサービスの組み合わせにより、医療機器とマイナポータルの連携や他社サービスとの接続を容易にし、医療従事者と患者により利便性の高いサービス提供を実現しています。

新市場開拓においては、まだアプローチできていない疾患領域への効果的な提案活動を推進するとともに、各医療関連事業者との共同プラットフォーム開発を通じてサービス基盤の拡充を進めています。サービス普及策として、主要学会でのクリニカル・エビデンス発表、戦略的な広報・広告活動、機動的な事業提携を推進し、PHRアプリのユーザー数増加と医療機関での利用拡大を図っています。また、未だ発展途上にあるPHR市場の創出と基盤確立に向け、有効性・経済性に関するエビデンスと導入事例の蓄積・開示を重点施策として取り組んでいます。

技術革新への取り組みでは、ユーザーニーズに基づく機能改修、UX・UIの改善、データ連携計測機器の追加、各種医療データ連携の強化を継続的に実施しています。要配慮個人情報を含む医療データの適正利用を担保するため、個人情報保護法や3省2ガイドライン、PHRサービス提供者基本指針、米国HIPAA法等に準拠したデータセキュリティ体制の構築も重要な技術課題として位置付けています。これらの取り組みを通じて「医療×デジタル」の価値を高め、持続的成長と安定的収益の実現を目指しています。

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