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リックソフトJP:4429
沿革
2005年1月 |
リックソフト有限会社を設立 |
2009年4月 |
有限会社から株式会社に組織変更 事業拡大のため、本社を東京都千代田区大手町に移転 |
2009年5月 |
Atlassian Pty Ltd.(注)とパートナー契約を締結 |
2012年5月 |
「WBS Gannt-Chart for Jira」販売開始 |
2013年5月 |
情報セキュリティマネジメントシステム「ISO27001」の認証を取得 |
2014年5月 |
RickCloud(Atlassian製品のクラウドサービス)のサービスを提供開始 |
2014年6月 |
Alfresco Software, Inc.とパートナー契約を締結 |
2015年12月 |
「Issue Editor for Jira(Excel-like Issue Editor)」販売開始 |
2016年1月 |
エイチ・エス・ディー有限会社を吸収合併 愛知県名古屋市に西日本支社を設立 |
2016年6月 |
「Alfresco connector for Jira」販売開始 |
2016年9月 |
「Alfresco connector for Confluence」販売開始 |
2016年12月 |
米国法人Ricksoft, Inc.設立(現:連結子会社) |
2017年3月 |
Tableau Software, Inc.とパートナー契約を締結 |
2017年4月 |
「Excel-like Issue Editor for Jira」クラウド版 販売開始 |
2017年7月 |
クラウドサービスセキュリティ管理策のためのガイドライン「ISO27017」の認証を取得 |
2018年9月 |
Mattermost, Inc.とパートナー契約を締結 |
2019年2月 |
東京証券取引所マザーズ市場に上場 |
2019年4月 |
WhiteSource Ltdとパートナー契約を締結 |
2019年6月 |
Workato, Inc.とパートナー契約を締結 |
2019年6月 |
Alfresco戦略パートナーに昇格 |
2019年11月 |
Slack Technologies, Inc.とサービスパートナー契約を締結 |
2019年12月 |
「WBS Gannt-Chart for Jira」クラウド版 販売開始 |
2020年2月 |
Tricentis GmbHとパートナー契約を締結 |
2021年3月 |
ゴーツーラボ株式会社のアトラシアン製品販売における事業譲受 |
2021年5月 |
「Alfresco connector for Jira」「Alfresco connector for Confluence」Data Center版 |
2021年6月 |
Scaled Agile,Inc.の Gold Partner に認定 |
2022年4月 |
東京証券取引所市場再編により、グロース市場に移行 |
2022年10月 |
日本国内の利用促進を目指し、Atlassian Marketplaceに参入 |
2023年3月 |
アジアパシフィック急成長企業に5年連続でランクイン |
2023年3月 |
Workato, Inc.のPlatinum Partnerに昇格 |
事業内容
リックソフトは、技術、知識、ノウハウを活用し、顧客の価値向上と社会の発展に貢献することを経営理念としています。同社グループは、リックソフトとその連結子会社で構成され、主にツールソリューション事業に取り組んでいます。この事業では、世界中で評価されているAtlassian社のツール群を中心に、日本企業に向けた販売とサービス提供を行っています。これらのツールは、ソフトウェア開発の工程管理や課題管理に使用されることが多いですが、操作性の良さからプロジェクト管理など、さまざまな用途での導入が進んでいます。
リックソフトグループが提供するサービスは、単にソフトウェアのライセンス提供に留まらず、顧客の要望や課題解決のためのカスタマイズ、利用環境の構築、ユーザー研修など、多岐にわたります。具体的には、「ライセンス&SIサービス」、「マネージドサービス」、「自社ソフト開発」の3つのセグメントに分けて事業を展開しています。ライセンス&SIサービスでは、Atlassian社のソフトウェア導入支援から運用支援までを提供し、マネージドサービスでは、クラウド環境の提供や運用代行を行っています。また、自社ソフト開発では、Atlassian製品の拡張機能となるアドオン製品を開発し、Atlassian Marketplaceで販売しています。これらの製品には、「WBS Gantt-Chart for Jira」や「Excel-like Issue Editor for Jira」などがあり、Jiraの機能を拡張し、ユーザーの利便性を高めています。
リックソフトは、東京と名古屋を拠点に事業を展開し、米国に拠点を持つ連結子会社Ricksoft, Inc.を通じて、開発したソフトウェアをグローバル市場に提供しています。これにより、国内外の顧客に対して、高品質な製品とサービスを提供し続けています。
経営方針
リックソフトは、その経営方針として「価値ある道具(ツール)を世界中の多くの人が使えるようにすること」を掲げています。この企業使命を実現するため、同社は技術、知識、ノウハウを最大限に活用し、顧客の価値向上と社会の発展に貢献することを目指しています。具体的には、新しい働き方や組織の生産性向上、時間や場所の制約緩和、組織の俊敏性向上を可能にする「価値ある道具(ツール)」の提供に注力しています。
中長期的な経営戦略として、リックソフトは事業ドメインを「価値ある道具(ツール)の提供」と定義し、この領域における深化を図っています。国内市場では、技術的付加価値戦略、既存顧客向け戦略、潜在顧客向け戦略を展開。海外市場においては、Atlassianエコシステムなど、既に同社が強みを持つ市場からの展開を進めています。
経営上の目標達成のための客観的な指標としては、「売上高」、「顧客数」、「認定技術者数」、「営業利益」を重視。これらの指標を通じて、ツールソリューション事業の拡大、継続的な成長、企業価値の向上を目指しています。
また、デジタルトランスフォーメーションの流れの中で、新技術の波が押し寄せる現代において、アジャイル開発やDevOpsを支える管理ツールの提供に注力。これにより、ソフトウェア開発手法のトレンド変化に対応し、顧客の競争力向上に貢献しています。
リックソフトは、これらの戦略を背景に、国内外での事業展開を進め、高品質な製品とサービスの提供を通じて、顧客の課題解決と価値向上に貢献しています。