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イオンファンタジーJP:4343
沿革
1997-02 | ショッピングセンター内の室内ゆうえんち事業を目的として、千葉県千葉市美浜区中瀬一丁目5番地1に株式会社イオンファンタジーを資本金5千万円で設立 |
1997-03 | ジャスコ株式会社(2001年8月21日付でイオン株式会社に社名変更)より58店舗を譲受け、営業を開始 |
1999-11 | 名古屋みなと店開店をもって直営店舗100店舗を達成 |
2002-02 | 日本証券業協会(現東京証券取引所JASDAQ)に登録 |
2003-11 | 東京証券取引所市場第二部に上場 |
2005-02 | 東京証券取引所市場第一部銘柄に指定 |
2005-07 | 石巻東店開店をもって直営店舗200店舗を達成 |
2006-03 | 株式会社マイカルクリエイトの全株式を取得 |
2006-08 | 株式会社マイカルクリエイトを吸収合併(直営店舗数298店舗) |
2006-09 | 大日店開店をもって直営店舗300店舗を達成 |
2007-09 | 永旺幻想(北京)児童遊楽有限公司(現・永旺幻想(中国)児童遊楽有限公司)を設立 |
2009-07 | ファンタジースキッズガーデンを与野店にて開始 |
2011-03 | AEON FANTASY(MALAYSIA)SDN.BHD.を設立 |
2012-05 | AEON Fantasy(Thailand)Co.,Ltd.を設立 |
2013-10 | 国内及び海外の店舗名をモーリーファンタジーに統一 |
2013-11 | 中国(広東省)中山興中広場店開店をもって400店舗を達成 |
2014-05 | AEON FANTASY GROUP PHILIPPINES, INC.を設立 |
2014-11 | PT. AEON FANTASY INDONESIA を設立 |
2014-12 | タイUDタウン店開店をもって500店舗を達成 |
2015-06 | 株式会社ファンフィールドと合併 |
2016-04 | フィリピン ロビンソンタグム店をもって「イオンファンタジー キッズーナ」100店舗を達成 |
2016-05 | モーリーファンタジー出雲店開店をもって800店舗を達成 |
2017-07 | AEON FANTASY VIETNAM CO.,LTD.を設立 |
2022-04 | 東京証券取引所プライム市場を選択 |
2022-10 | 世界で1,000店舗を達成 |
事業内容
イオンファンタジーは、主にイオングループおよびその他のディベロッパーが運営するショッピングセンター内で、ファミリー向けアミューズメント施設やプレイグラウンド施設などの遊戯施設を展開している企業です。同社の事業は、国内事業、中国事業、およびアセアン事業の三つのセグメントに分かれています。
国内事業では、イオンファンタジー自身が遊戯施設の設置運営を行っており、中国事業では中国内のショッピングセンターで同様のサービスを提供しています。アセアン事業は、マレーシア、タイ、フィリピン、インドネシア、ベトナムの5カ国で遊戯施設の設置運営を行っており、このセグメントは6社(うち純粋持株会社1社)で構成されています。
イオンファンタジーの親会社はイオン株式会社であり、総合スーパー事業を核とした小売事業を中心に、総合金融、ディベロッパー、サービス・専門店等の各事業を複合的に展開しています。イオンファンタジーは、この広範なイオングループの中でサービス事業に区分され、ショッピングセンター内での遊戯施設運営を主な事業としています。
経営方針
イオンファンタジーは、国内外でファミリー向けアミューズメント施設を展開する企業であり、その成長戦略は、市場の変化に対応した自社の変革を重視しています。同社は、少子化、消費の変化、エネルギーコストの増加、人件費の上昇、気候変動への対応など、多岐にわたる課題に直面しています。これらに対応するため、社会への存在意義を明確にする「パーパス」と「サステナビリティ方針」を打ち出し、屋内外で自然を学べる遊戯施設の開設を進めています。
中期経営計画では、「あそび場の進化と拡大」、「ポートフォリオマネジメント経営」、「フルデジタリゼーション」、「成長を支える人財・組織・風土改革」の4つの主要施策を推進し、国内、アセアン、中国を基軸に持続的な成長と高い収益性を目指しています。国内では、新たな顧客ニーズに応えるために、カプセルトイ専門店やプライズ専門店の拡大、多機能型エデュテイメント施設の展開、お子さまが一人で利用できる専門店「スキッズガーデン」の推進などを行っています。また、オンライン分野の拡大やデジタル化の推進も図っています。
中国事業では、新型コロナウイルス感染症の影響からの回復を見据え、「運動・健康」をテーマにした業態の拡大や、プレイグラウンドモデルの新規出店、ECサイトでの物販販売サービスの推進を進めています。アセアン事業では、コロナ収束後の「あそび」へのニーズ増加に対応し、プレイグラウンドのローカライズ化やデジタル体験型プレイグランドモデルの開発などを通じて収益拡大を目指しています。
イオンファンタジーは、これらの施策を通じて、変化する市場環境に柔軟に対応し、持続可能な成長を目指しています。