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旭有機材JP:4216
事業内容
旭有機材は、管材システム事業、樹脂事業、水処理・資源開発事業の3つの主要な事業セグメントを持っています。これらのセグメントを通じて、製品の開発、製造、販売を行っています。
管材システム事業では、旭有機材とアサヒアメリカが製造・販売を行い、アビトップ、大和興産、アサヒコリア、アサヒアジアパシフィックが代理店として販売を担当しています。また、旭有機材商貿(上海)有限公司は、旭有機材閥門設備(上海)有限公司が加工・製造した製品と旭有機材で製造した製品を販売しています。
樹脂事業では、旭有機材と旭有機材樹脂(南通)有限公司、アサヒモディマテリアルズ、アサヒユウキザイメキシコが製造・販売を行っています。さらに、ランドウィックは断熱材の吹付・内装工事を手がけています。
水処理・資源開発事業では、ドリコとドリコアクアサーブが水処理施設の設計、施工、維持管理の請負やさく井工事の設計・請負を行っています。旭環美水処理(蘇州)有限公司は、水処理設備の製作・販売を担当しています。
経営方針
旭有機材は、企業理念として「信頼の品質と真摯な対応による安心の提供」を掲げ、独自の技術を活かしてニッチトップ企業として成長を遂げてきました。今後も「はじめて」に挑み「違い」をつくる姿勢を持ち続け、グレートニッチトップ企業への飛躍を目指しています。
同社は2025年度を最終年度とする中期経営計画「GNT2025」を策定し、4つの経営方針を掲げています。これには、海外市場や半導体関連製品を中心とした成長追求、付加価値の向上、SDGs視点での事業展開、新たな社会課題の解決に貢献する新事業の創出が含まれます。
事業ポートフォリオ戦略として、各事業を「強化拡大」「深化・安定成長」「再構築」に分類し、適切な施策を実行することで、継続的な成長と収益力の向上を図ります。特に、管材システム事業では海外市場の拡大を目指し、半導体分野では技術革新を推進しています。
旭有機材は、2025年度までに連結売上高870億円、営業利益120億円を目標とし、成長を加速させるために420億円の投資を計画しています。財務戦略では、営業キャッシュ・フローを資金源とし、D/Eレシオ0.3を目安に借入を行い、健全な財務体質を維持します。
同社は、持続可能な成長を目指し、社会的要請に応える製品開発や新事業の探索を進めています。特に、循環式閉鎖型陸上養殖の事業化可能性を検討し、スタートアップや大学との連携を通じて技術の深化を図っています。