アイカ工業JP:4206

時価総額
¥2261.6億
PER
16.2倍
化成品と建装建材の製造・販売を行う、外装・内装仕上塗材、塗り床材、各種接着剤、メラミン化粧板、化粧合板、室内用ドアなどを手がける。

沿革

1936-10愛知時計電機株式会社より航空機用点火栓、航空機用安全硝子・強化硝子、接着剤の事業を引き継ぎ
愛知化学工業株式会社として設立、本社を愛知県名古屋市南区千年に置く。
1939-07本社を愛知県名古屋市港区熱田前新田に移転。
1944-03新川工場(現:名古屋工場:愛知県清須市)を建設(生産品目:接着剤)。
1945-11本社を愛知県名古屋市中区南伊勢町に移転。
1946-03新川工場(現:名古屋工場)にて製紙の生産開始。
1949-05本社を愛知県名古屋市中区南桑名町に移転。名古屋証券取引所に株式上場。
1952-11本社を愛知県名古屋市南区本星崎町に移転。
1957-03本社を愛知県西春日井郡新川町(現:愛知県清須市 名古屋工場所在地)に移転。
1958-11点火栓事業を日本電装株式会社に譲渡。
1960-01新川工場(現:名古屋工場)にてメラミン化粧板の生産開始。
1962-07東京証券取引所市場第二部に株式上場。
1966-03甚目寺工場(現:愛知県あま市)を建設(生産品目:接着剤)。
1966-06社名をアイカ工業株式会社と改称。
1968-02新星産業株式会社-現社名:アイカインテリア工業株式会社(愛知県)に資本参加。
(現:連結子会社)
1968-04住器建材製品の販売開始。
1968-07アイカ中国株式会社(広島県)を設立。(2002年10月吸収合併 現:広島工場)
1971-11製紙事業から撤退。
1973-02萬代化学工業株式会社-現社名:アイカハリマ工業株式会社(兵庫県)に資本参加。
(現:連結子会社)
1974-03合弁でアイカインドネシア社(インドネシア国)を設立。(現:連結子会社)
1974-10本社を愛知県名古屋市中区丸の内に移転。
1984-12プリント配線板の生産開始。
1986-05東京証券取引所市場第一部に株式上場。名古屋証券取引所市場第一部に株式上場。
1989-02決算期を11月30日から3月31日に変更。
1999-06福島工場(福島県岩瀬郡鏡石町)を建設(生産品目:化成品)。
2000-09本社を愛知県西春日井郡新川町(現:愛知県清須市 名古屋工場所在地)に移転。
2001-03ガンツ化成株式会社(大阪市)に資本参加。(2012年4月吸収合併 現:丹波工場)
2002-11大日本色材工業株式会社(東京都)に資本参加。(2005年4月吸収合併 現:茨城工場)
2008-10西東京ケミックス株式会社(東京都)に資本参加。(現:連結子会社)
2011-06アイカ・ラミネーツ・インディア社(インド国)を設立。(現:連結子会社)
2012-12ダイネア・アジア・パシフィック・ホールディング社-現社名:アイカ・アジア・パシフィック・
ホールディング社(シンガポール国)に資本参加。(現:連結子会社)
2014-04プリント配線板の製造・販売事業をRITAエレクトロニクス株式会社に譲渡。
2015-09アイカSDKフェノール株式会社(群馬県)に資本参加。(2017年10月吸収合併 現:伊勢崎工場)
2015-10アイカテック建材株式会社(東京都)に資本参加。(現:連結子会社)
2017-12アイカ・ラミネーツ・ベトナム社(ベトナム国)を設立。(現:連結子会社)
2018-01本社を愛知県名古屋市中村区名駅に移転。
エバモア・ケミカル・インダストリー社(台湾)に資本参加。(現:連結子会社)
アイカ・アジア・ラミネーツ・ホールディング社(タイ国)を設立。(現:連結子会社)
2018-03アイカ・アジア・パシフィック・ホールディング社がタイ・ケミカル・コーポレーション社-現社名:アイカタイケミカル社(タイ国)に資本参加。(現:連結子会社)
2019-12ウィルソナート・タイ社(タイ国)、ウィルソナート上海社(中国)、ウィルソナート・オーストラリア社(オーストラリア)、他1社に資本参加。(現:連結子会社)
2021-04アイカ・アジア・パシフィック・ホールディング社がアイカアドテック社(マレーシア国)に資本参加。(現:連結子会社)
2022-04証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所の市場第一部からプライム市場に移行、名古屋証券取引所の市場第一部からプレミア市場に移行。

事業内容

アイカ工業株式会社とそのグループ会社(子会社52社及び関連会社3社)は、化成品および建装建材の製造と販売を主な事業としています。これらの事業は、国内外のグループ会社が協力し合いながら、製品の開発、生産、販売を行っています。

化成品セグメントでは、外装・内装仕上げ材、塗り床材、各種接着剤、有機微粒子などを取り扱っています。このセグメントにおける主要な会社には、アイカ工業をはじめ、西東京ケミックス株式会社、アイカインドネシア社、昆山愛克樹脂有限公司、瀋陽愛克浩博化工有限公司などがあります。

一方、建装建材セグメントでは、メラミン化粧板、化粧合板、室内用ドア、インテリア建材、カウンター、収納扉、不燃化粧材、押出成形セメント板などを製造・販売しています。このセグメントには、アイカ工業のほか、アイカインテリア工業株式会社、アイカハリマ工業株式会社、アイカテック建材株式会社などが関わっています。

アイカ工業グループは、これらの製品を通じて、建築およびインテリア業界に幅広いソリューションを提供しています。国内外での幅広いネットワークと製品ラインナップにより、多様な顧客ニーズに応えています。

経営方針

アイカ工業株式会社とそのグループ会社は、化成品および建装建材の製造と販売を行っており、国内外で幅広い製品ラインナップを通じて多様な顧客ニーズに応えています。同社は、2023年度を最終年度とする中期経営計画「Change & Grow 2400」を推進していましたが、目標を達成し、新たな中期経営計画「Value Creation 3000 & 300」へ移行しました。この新計画では、2027年3月期を最終年度とし、売上高3,000億円、経常利益300億円を目指しています。

同社の成長戦略は、収益性の改善、成長事業の創出・育成、および気候変動対応・人的資本をはじめとした経営基盤の構築に焦点を当てています。これらの基本方針を通じて、持続的な成長と企業価値の向上を目指しています。

国内経済の回復やアジア・オセアニア地域の高い成長率など、ポジティブな外部環境を背景にしつつも、原材料価格の高騰や金利・為替の変動などのリスクにも注視しています。アイカ工業グループは、これらの挑戦に対応しながら、新中期経営計画の目標達成に向けて取り組んでいく方針です。