丸尾カルシウムJP:4102

時価総額
¥33.4億
PER
20.8倍
合成樹脂や塗料、ゴムの補強充填剤、薬品、食品添加用の各種炭酸カルシウムの製造販売事業。

事業内容

丸尾カルシウムは、合成樹脂、塗料、ゴムの補強充填剤、薬品、食品添加用などの用途向けに各種炭酸カルシウムを製造販売しています。主に化合炭酸カルシウムと重質炭酸カルシウムを取り扱っており、これらの製品は多様な産業で利用されています。

丸尾カルシウムは、子会社である九州カルシウム株式会社と丸尾(上海)貿易有限公司を通じて、重質炭酸カルシウムの製造と販売を行っています。また、中国砿業株式会社からも重質炭酸カルシウムを仕入れ、販売しています。これにより、安定した供給体制を確立しています。

さらに、丸尾カルシウムは、タルクやシリカなどの無機化学品を関係会社以外から購入し、丸尾(上海)貿易有限公司と共に販売しています。これにより、製品ラインナップを拡充し、顧客の多様なニーズに応えています。

なお、東莞立丸奈米科技有限公司は2023年11月に解散を決議し、現在清算手続き中です。この動きは、事業の効率化と資源の最適配分を目指したものと考えられます。

経営方針

丸尾カルシウムは、1926年の創業以来、「創造 融和 誠実」の社是のもと、炭酸カルシウムの新たな価値を創造し、誠実なもの作りを通じて社会に貢献してきました。同社は、企業価値の維持向上を目指し、誠実なもの作りとチャレンジ精神を大切にしています。

同社は、持続可能な社会の実現に向けて、ROE8%を中長期の経営指標とし、継続的に「人」と「もの」に投資しています。これにより、豊かな社会の実現を目指し、ステークホルダーとの対話を重視しています。

丸尾カルシウムは、AIを活用した生産システムの見直しや、カーボンニュートラル達成に向けた焼成技術の進化を推進しています。これにより、収益性向上と生産コストの低減を図り、持続可能な製造業を目指しています。

また、資本コストや株価を意識した経営を進め、M&Aや提携を通じて新たな市場や用途の開拓を行っています。これにより、国内外の企業と連携し、事業の拡大を図っています。

さらに、丸尾カルシウムは「働いて楽しい会社」を目指し、多様性を尊重する文化を醸成しています。チャレンジを賞賛し、仲間を支えることを評価することで、社員の知恵を活かし、チームワークを重視した経営を進めています。