日本曹達JP:4041

時価総額
¥1930.8億
PER
14.1倍
ケミカルマテリアル、アグリビジネス、トレーディング&ロジスティクス、エンジニアリング、エコソリューションの各セグメントで製品の製造・販売やサービスを提供。

事業内容

日本曹達は、以下の事業セグメントを持ち、多岐にわたる製品とサービスを提供しています。

**ケミカルマテリアル**

日本曹達は工業薬品、化成品、機能材料、エコケア製品、医薬品・工業用殺菌剤の製造と販売を行っています。ニッソーファインや新富士化成薬に製品の一部を製造委託し、NISSO AMERICA INC.やNISSO CHEMICAL EUROPE GmbHに海外向け製品の販売を委託しています。

**アグリビジネス**

日本曹達は殺菌剤、殺虫剤・殺ダニ剤、除草剤などを製造・販売しています。新富士化成薬やニッソーファインに製品の一部を製造委託し、㈱ニッソーグリーンに販売を委託しています。海外ではNISSO AMERICA INC.やNISSO CHEMICAL EUROPE GmbHが販売を担当しています。

**トレーディング&ロジスティクス**

日曹商事が化学品、機能製品、合成樹脂、産業機器・装置、建設関連製品の国内販売と輸出入を行っています。また、三和倉庫が運輸・倉庫業務を担当し、日本曹達や関係会社がこれらの業務を委託しています。

**エンジニアリング**

日曹エンジニアリングと㈱日曹建設がプラント建設や土木工事を行っています。日本曹達や関係会社がこれらの建設・工事を委託しています。

**エコソリューション**

日曹金属化学が各種産業廃棄物処理を行っており、日本曹達や関係会社がこれらの処理を委託しています。

経営方針

日本曹達は、法律遵守と透明性を重視した企業経営を基盤に、化学を通じて社会の発展に貢献することを目指しています。独自の技術を活用し、高付加価値製品の開発を推進し、グローバルな視点で事業を展開する技術指向型の企業を目指しています。

同社は、長期経営ビジョンと中期経営計画に基づき、「高効率な事業構造への変革」を基本戦略としています。高付加価値事業の拡大と資産効率性を重視した構造改革、成長投資を通じて企業価値の向上を図ります。また、研究技術戦略を推進し、新規事業の創出を目指しています。

中期経営計画「かがくで、かがやく。Stage Ⅱ」では、2026年3月期に親会社株主に帰属する当期純利益170億円、ROE10%を目標としています。2030年3月期には、ROS10%以上、ROA7%以上、ROE10%以上を目指し、企業価値向上に向けた施策を実行しています。