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朝日印刷JP:3951
事業内容
朝日印刷株式会社は、印刷包材の製造・販売と包装システムの販売を主な事業としています。同社は、10社の子会社(うち3社は非連結)と共に事業を展開しています。印刷包材事業では、阪本印刷株式会社や株式会社ニッポーなどの子会社が製造・販売を行い、協和カートン株式会社に製品の製造を委託しています。
包装システム販売事業では、印刷包材と連携したトータル提案を行い、顧客のニーズに応じた新たな包装の開発を重視しています。これにより、包装機械や包装ラインの企画提案、仕入、販売を行っています。これらの活動は、時流に合った革新的な包装ソリューションを提供することを目指しています。
また、朝日印刷は人材派遣事業も手がけています。子会社の朝日人材サービス株式会社がこの事業を担当し、同社グループ内外の企業からの求人に応じて人材を派遣しています。地域企業のニーズに応える形で、幅広い人材サービスを提供しています。
経営方針
朝日印刷株式会社は、成長戦略として「お客様本位」を基本に掲げ、企業の永続的な成長と従業員の幸福を一致させる経営を目指しています。この理念のもと、同社は社会に貢献する商品・サービスの提供を通じて、企業価値の向上と持続的成長を図っています。
同社は2026年3月期に向けて、売上高450億円、営業利益率5.0%、連結配当性向40%以上を目標としています。これを達成するために、同社は市場環境の変化に対応し、収益体制の再構築を進めています。
中期経営計画「AX2024+1」では、5つの戦略を推進しています。市場深耕拡大では、全国営業拠点での迅速な対応とシェア拡大を図り、ラベル事業の拡大を目指しています。また、包装システム販売事業では、エンジニアリング機能を強化し、独自提案を実施しています。
付加価値最大化に向けては、省力化設備の導入やIOTを活用した設備稼働状況の見える化を進めています。さらに、AIを活用した品質不良判定技術の構築により、品質向上を目指しています。
ワークエンゲージメントでは、ダイバーシティ推進や従業員の成長支援に注力しています。新たな教育プログラムとして語学支援や海外留学制度を新設し、働きやすい環境を整備しています。
海外事業推進では、Shin-Nippon Industries Sdn.Bhd.の新工場建設プロジェクトを進め、国内外のグループ会社との連携を強化しています。技術交流やグローバルリーダーの育成も進めています。
経営資源活用では、カーボンニュートラル社会の実現に向けたCO2削減目標の設定や人材育成制度の構築を推進しています。資産効率の最大化も図り、持続可能な成長を目指しています。