データセクションJP:3905

時価総額
¥461.8億
PER
23.7倍
データセクション株式会社は、AIデータセンター事業、SaaS「FollowUP」や「Insight Intelligence」、リサーチコンサルティング、ソリューションサービスを展開する企業。

事業内容

データセクション株式会社は、データ分析技術を活用し、社会に変革をもたらすことをミッションとしています。同社は、自然言語処理を基盤に、ビッグデータやソーシャルメディアから得られる情報を分析するサービスを提供しています。これにより、消費者のクチコミを把握し、広報やプロモーション、風評リスク対策に活用することが可能です。

データセクションは、SaaS型の分析ツールやコンサルティングサービス、カスタマイズ開発を行うソリューションサービスを展開しています。特に、Deep Learningを用いた画像・動画解析技術を開発し、小売店支援ツール「FollowUP」を提供しています。このツールは、店舗内カメラデバイスを活用し、販売パフォーマンスの向上を支援します。

また、データセクションはAIデータセンター事業を新たに開始し、AIクラウドスタック「TAIZA」を開発しました。この事業は、AIデータセンターの運営やAI向けGPU販売を含み、2025年にはハイパースケーラーと同様の運用を目指しています。これにより、AI分野でのさらなる成長を図っています。

同社の事業セグメントには、SaaS、リサーチコンサルティング、ソリューション、AIデータセンター事業があります。SaaSでは「FollowUP」や「Insight Intelligence」を提供し、リサーチコンサルティングではソーシャルメディアのデータを分析し、顧客にコンサルティングサービスを提供しています。ソリューションでは、顧客のニーズに応じたシステム開発を行っています。

経営方針

データセクション株式会社は、「Change The Frame ~テクノロジーで実社会に変革をもたらし、新しい暮らしをつくりあげる~」をミッションに掲げています。このビジョンのもと、同社はAI活用とデータ分析を通じて、世界中の人々の暮らしを豊かにすることを目指しています。

同社は、AIデータセンター事業を新たな戦略的コア事業として位置付け、グローバル展開を推進しています。AIクラウドスタック「TAIZA」の開発を進め、国内外でのAIデータセンターサービスの提供を目指しています。これにより、急速に拡大するAI需要に対応し、早期収益化を図ります。

既存事業では、データサイエンスやマーケティングソリューション、システムインテグレーションを展開しています。これらの事業は、リストラクチャリングにより収益力が改善し、堅調に推移しています。今後も技術力の強化やM&Aを通じて成長を加速させる方針です。

さらに、データセクションは優秀な人材の確保・育成を重視しています。グローバルな人材を採用し、営業や開発体制を整備することで、事業拡大を支える基盤を強化しています。これにより、同社のビジョンに共感する人材を集め、持続的な成長を目指します。

コーポレート・ガバナンスの強化も重要な課題として取り組んでいます。2024年12月には監査等委員会設置会社に移行し、国内外でのガバナンス体制の維持向上を図っています。これにより、適切な意思決定と迅速な業務執行を実現し、さらなるグローバル展開を目指します。