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パスJP:3840
事業内容
パス株式会社は、コスメ事業、ビューティ&ウエルネス事業、再生医療関連事業、サスティナブル事業、マーケット・エクスパンション事業、インベストメント事業、AI・テクノロジー事業の7つの事業セグメントを展開しています。
コスメ事業では、株式会社マードゥレクスが「エクスボーテ EX:BEAUTE」ブランドの化粧品を中心に展開しています。このブランドは「光を、わたしの味方に。」をコンセプトにしています。
ビューティ&ウエルネス事業は、株式会社ジヴァスタジオが「美と健康」をテーマに商品を企画開発し、TVショッピングやカタログ、Web、店頭販売など多様なチャネルで提供しています。
再生医療関連事業では、株式会社RMDがヒト由来化粧品原料の製造販売や研究開発を行っています。これにより、再生医療の分野での新たな可能性を追求しています。
サスティナブル事業は、株式会社アルヌールが微細藻類の培養や研究開発、販売を行っています。微細藻類の培養設備の販売も手がけ、環境に配慮した事業を展開しています。
マーケット・エクスパンション事業では、株式会社RIDOSがライブアドテックを活用し、リアルタイムで広告効果を最大化する技術を提供しています。ライブコマースを中心に次世代のEコマース手法を展開しています。
インベストメント事業は、再生可能エネルギーの事業用地を中心に不動産の取得、賃貸、仲介を行い、カーボンクレジットの創出や販売も手がけています。
AI・テクノロジー事業では、株式会社三和製作所がX線透過技術やAI画像処理技術、ロボテックス技術を活用した製造装置の開発と販売を行っています。これにより、先進的な技術を提供しています。
経営方針
パス株式会社は、企業の存在意義を「社会の公器」として捉え、社会に有益な価値を提供することを基本理念としています。この理念に基づき、同社は利益至上主義を掲げ、長期的な企業価値の向上を目指しています。
2024年11月に発表された新中期経営計画では、企業体質の根本的な改革を図ることを目的としています。これにより、営業赤字の改善を加速し、安定的な収益基盤の構築を目指しています。特に、売上高、売上総利益、営業利益、売上高前年対比を重視した経営を進めています。
同社の成長戦略は、マルチチャネルの販売力と商品企画力をコアコンピタンスとし、バイオテクノロジーとのシナジーを活用して市場拡大を図ることにあります。これにより、ヒトと地球の美と健康に貢献することを目指しています。
具体的な事業戦略としては、商品提案力の強化や商品企画力の醸成、技術力の開発、バリューチェーンの開発などが挙げられます。また、アジャイルマーケティングの実践や持続可能な社会に向けた新たな事業領域の創出にも注力しています。
パス株式会社は、低収益事業の改革や中核事業の収益底上げ、新規事業分野の早期収益化を優先課題としています。これにより、営業黒字化の達成を目指し、持続可能な成長を実現しようとしています。
成長戦略の実現には、資金や人材といった経営資源の確保が不可欠です。同社は、柔軟な資本政策や多様な資金調達方法を活用し、必要な資金を確保しています。また、人材育成や外部からの中途採用を通じて、人的資源の確保にも努めています。