SRAホールディングスJP:3817

時価総額
¥791億
PER
13.4倍
開発事業、運用・構築事業、販売事業を展開し、システム開発、ネットワーク運用、パッケージソフト販売などを手がける。

事業内容

SRAホールディングスは、主に「開発事業」、「運用・構築事業」、「販売事業」の3つの事業セグメントを持っています。これらの事業は、SRAホールディングスとその関連会社によって運営されています。

開発事業では、SRAホールディングスはメインフレーム系大規模システムの要求定義から開発・保守までを一貫して行います。また、オープン系システムの企画、開発、導入を行うシステムインテグレーションや、オープンソースソフトウェアの技術サポートを提供するオープンソースビジネスも展開しています。

運用・構築事業では、SRAホールディングスはコンピュータシステムやネットワークシステムの運用管理を行います。データ管理や設備管理を含むオペレーション全般、ネットワークシステムの構築、アウトソーシングサービスも提供しています。

販売事業においては、SRAホールディングスはライセンスを含むパッケージソフトの販売を行っています。また、インテグレーションサービスにおけるサーバーを中心としたシステム機器の販売や、IT導入に関するコンサルティングサービスも提供しています。

経営方針

SRAホールディングスは、急速に変化する市場環境に対応し、情報サービス産業への期待に応えるための成長戦略を掲げています。2026年3月期までの中期経営計画では、既存事業の持続的成長と生産性向上を図り、事業基盤の安定化を目指しています。また、高収益の新しいビジネスモデルの創出やグループ内連携の強化によるシナジー効果の発揮を重視しています。

同社は、受託型ビジネスからコンサルティングを核とした提案型ビジネスへのシフトを進めています。具体的には、Oracle ERP CloudやSalesforceなどのビジネス強化を図り、自社IPによるコンサルティングサービスを推進しています。また、クラウドビジネスの強化にも注力し、マルチクラウドやハイブリッドクラウド対応の充実を図っています。

さらに、SRAホールディングスはAIの活用を進め、自社業務やIPサービスへの導入を推進しています。これにより、顧客向けのアナリティクスや生産性向上支援を強化しています。また、グローバルビジネスの推進として、東南アジア市場の開拓を進めています。特にベトナムを中心に、製造業の生産性向上に資するソリューションを提供しています。

株主還元方針としては、配当性向50%を目途に安定的な高配当を目指し、ROEを10%以上確保することを掲げています。これにより、株主資本の効率的活用を図り、企業価値の持続的向上を目指しています。