SRAホールディングスJP:3817

時価総額
¥602億
PER
33.9倍
メインフレームやオープン系システムの開発、運用管理、パッケージソフトの販売など、幅広いITサービスを提供。

沿革

1991年1月

東京都千代田区に、損害保険代理業を目的として、有限会社アール・エム・ビジネスを設立。

1991年10月

有限会社アール・エム・プランニングを吸収合併。

1994年10月

有限会社ミスターを吸収合併。

2006年5月

株式会社アール・エム・ビジネスへの商号変更により、通常の株式会社へ移行し、東京都豊島区へ本店を移転。

2006年6月

株式会社SRAホールディングスに商号を変更。

2006年9月

株式会社SRAホールディングス(資本金10億円)が東京証券取引所市場第一部に上場。

株式交換により株式会社SRAを完全子会社化。

2010年4月

2011年6月

2011年10月

2012年6月

2012年9月

2017年12月

株式会社SRAを存続会社として株式会社SRA先端技術研究所を吸収合併。

愛司聯發軟件科技(上海)有限公司を中国に設立。

SRA IP Solutions(Asia Pacific)Pte.Ltd.をシンガポールに設立。

SRA International Holdings,Inc.を海外子会社の資産管理を目的に米国に設立。

Cavirin Systems,Inc.を米国に設立。

Soft Road Apps DOOをセルビアに設立。

2022年4月

2022年6月

東京証券取引所市場区分再編に伴い、市場第一部からプライム市場へ移行

SRA OSS合同会社を設立

事業内容

SRAホールディングスとそのグループ企業は、主に「開発事業」、「運用・構築事業」、「販売事業」の3つのセグメントで事業を展開しています。同社は、統括管理を行う事業会社であり、連結子会社13社、非連結子会社5社、関連会社3社と共に幅広いサービスを提供しています。

開発事業では、メインフレーム系の大規模システム開発から保守まで、またオープン系システムのシステムインテグレーション、ビジネスツールとしてのソリューションビジネス、オープンソースソフトウェアの技術サポートなどを手がけています。このセグメントには、㈱SRA、㈱ソフトウエア・サイエンス、SRA AMERICA, INC.などが含まれます。

運用・構築事業では、コンピュータシステム及びネットワークシステムの運用管理、データ管理、設備管理、ネットワークシステムの構築、アウトソーシングサービスを提供しています。このセグメントには、㈱SRAと㈱AITが含まれます。

販売事業では、パッケージソフトの販売、インテグレーションサービスにおけるシステム機器の販売、IT導入に関するコンサルティング・サービスを行っています。このセグメントには、㈱SRA、㈱AIT、㈱SRAプロフェッショナルサービス、SRA OSS合同会社などが含まれます。

これらの事業を通じて、SRAホールディングスは、ITソリューションの提供において幅広いニーズに応えるサービスを展開しています。

経営方針

SRAホールディングスは、情報サービス産業における急速な市場環境の変化に対応し、企業価値と株主利益の向上を目指しています。同社は、経営の基本理念として「コンピュータサイエンスの諸分野を発展させ、それによって人類の未来に貢献する」ことを掲げ、ITを通じたユーザー満足度の最大化を追求しています。

経営環境に対する認識として、社会や経済のグローバル化、技術の進化、労働環境向上ニーズの継続などを背景に、IT投資需要の増加を見込んでいます。しかし、国内人口の減少や労働人口の減少など、持続的成長を実現する上での課題も認識しています。

2024年3月期の経営方針として、「環境の変化に即応した成長の実現」を目指し、既存事業の持続的成長、新しいビジネスモデルの創出、グループ内連携の強化などを掲げています。成長戦略としては、既存顧客の深耕、ビジネスモデルの変革、自社IP製品×グローバルビジネスの推進を挙げており、クラウドインフラビジネスへの展開やLow-Code/No-Code開発の推進、業務コンサルティングの拡大などを通じて、ビジネスチャンスの拡大を図っています。

また、人材確保の重要性を強調し、海外を含めたビジネスパートナー・提携会社との関係拡充を通じて優秀な人材を安定して確保する方針です。さらに、事業投融資の継続を通じて収益力・財務体力を踏まえた適切な判断と厳格な管理を行い、安定性のある財務体質の維持に努めています。

このように、SRAホールディングスは、既存事業の成長と新しいビジネスモデルの創出、グローバル市場への展開を通じて、持続的な成長を目指しています。