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アドバンスト・メディアJP:3773
事業内容
アドバンスト・メディアは、音声事業を中心に活動しており、AI音声認識技術「AmiVoice」を基盤にしたサービスを提供しています。この会社は、サービス事業、プロダクト事業、ソリューション事業の3つの主要な事業を展開しています。
サービス事業では、企業や一般消費者に対してAI音声認識技術を利用したサービスを提供しています。プロダクト事業では、AmiVoiceを組み込んだアプリケーション商品をライセンス販売しています。ソリューション事業では、音声認識ソリューションの企画、設計、開発を行っています。
アドバンスト・メディアの音声事業は、既存のコアビジネスを第一の成長エンジン(BSR1)、新規ビジネスやM&A、海外事業を第二の成長エンジン(BSR2)として定義しています。BSR1にはCTI事業部、VoXT事業部、医療事業部、SDX事業部が含まれ、BSR2にはBDC本部、海外事業部、連結子会社が含まれます。
同社の製品は多岐にわたり、コールセンター向けの「AmiVoice Communication Suite」や、議事録作成支援の「VoXT One」、医療向けの「AmiVoice Ex7」シリーズなどがあります。これらの製品は、業務効率化や品質向上に寄与しています。
また、アドバンスト・メディアは、AI対話システムや開発キット、APIの提供も行っており、音声認識技術を活用した多様なソリューションを提供しています。これにより、さまざまな業界での業務効率化や新しい価値の創出を支援しています。
経営方針
アドバンスト・メディアは、「HCI(Human Communication Integration)の実現」をビジョンに掲げています。人々がコンピュータやAIと自然に意思疎通できる「ソフトコミュニケーションの時代」を切り開くことを目指し、最先端技術を社会に広め、新しい価値観や文化を創造することを目指しています。
同社は、2027年3月期に売上高100億円、営業利益25億円を目標としています。この目標達成に向け、AIを活用した効率化と楽しさを追求する「AISH(AI Super Humanization)」の実現を通じて、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。
成長戦略として、アドバンスト・メディアは新規サービスの市場投入を進めています。具体的には、仕事の効率化や快適性を高める「パーソナライズAIエージェント」や、WEBサイトの訪問者が必要な情報を効率よく得られる「アドバンストコミュニケーション」などのサービスを提供しています。
また、新たな利用料モデルの実装により、プラットフォームビジネスの拡大を図っています。従来のサブスクリプションモデルを従量課金モデルに変換することで、利用者の増加を促進し、AIを活用した業務効率化や快適化を支援しています。
さらに、音声認識市場の開発を深化させることでビジネスを拡大しています。顧客の潜在ニーズを顕在化し、他社との連携やM&Aを通じて市場開発の規模と速度を高めることを目指しています。これにより、音声認識技術のさらなる普及と市場拡大を図っています。