オプティムJP:3694

時価総額
¥282.6億
PER
「ネットを空気に変える」を掲げ、AI・IoTプラットフォーム「OPTiM Cloud IoT OS」、農業DX「ピンポイントタイム散布サービス」、デジタルヘルス「MINS」、モバイル管理「OPTiM Biz」など多岐にわたるサービスを提供。

事業内容

オプティムは、「ネットを空気に変える」というコンセプトのもと、インターネットを誰もが意識せずに使えるようにすることを目指しています。同社は、情報通信市場において、さまざまな機器の接続を前提としたマネジメントサービスやITサポートサービスを提供しています。

オプティムの事業は、主にライセンス販売・保守サポートサービスに集中しており、単一セグメントとして運営されています。具体的なサービスとしては、AI・IoT活用の統合プラットフォーム「OPTiM Cloud IoT OS」や、クラウド型ID管理サービス「OPTiM ID+」があります。

アグリテック分野では、ドローンを活用した「ピンポイントタイム散布サービス」や「ドローン打込条播サービス」、AIを用いた農業管理アプリ「Agri Field Manager」などを提供しています。また、デジタルヘルス分野では、手術支援ロボットシステムの運用支援を行う「MINS」や、オンライン診療プラットフォームを展開しています。

デジタルコンストラクションでは、LiDARセンサーを用いた高精度な測量アプリ「OPTiM Geo Scan」を提供。マーケティングDXでは、顧客とのデジタル接点を強化する「OPTiM Digital Experience」や、自治体向けの「公式スーパーアプリ」などがあります。

オフィスDX分野では、契約管理を効率化する「OPTiM Contract」や、電子帳簿保存サービス「OPTiM 電子帳簿保存」、AIを活用した文書管理サービス「OPTiM 文書管理」などを展開しています。映像管理DXでは、AIを用いた映像解析サービス「OPTiM AI Camera シリーズ」を提供しています。

モバイルマネジメントサービスとしては、スマートデバイスやパソコンの管理をクラウド上で行う「OPTiM Biz」があります。その他、リモートマネジメントサービス「Optimal Remote シリーズ」や、AIを用いた報告書自動作成アプリ「OPTiM Taglet」なども提供しています。

経営方針

オプティムは、「ネットを空気に変える」というビジョンを掲げ、インターネットを誰もが意識せずに利用できる環境を目指しています。この目標を達成するため、同社はIoTプラットフォームサービスやリモートマネジメントサービスなど、4つの主要サービスを展開しています。

同社の成長戦略は、3つの柱に基づいています。まず、既存製品・サービスを活用して国内シェアを拡大し、新たな市場を開拓することです。特に、エンタープライズ向けのセキュリティ技術や特許を活用した独自製品で優位性を強化しています。

次に、既存製品の延長領域で新たな市場を創出することを目指しています。オフィス業務の効率化やコスト削減を実現するため、DX(デジタルトランスフォーメーション)やAX(AIトランスフォーメーション)を推進しています。

さらに、新規製品・サービスを通じて市場を創出することも重要な戦略です。AIやIoT、ロボティクスを活用した研究開発を進め、農業や医療、建設などの産業構造を再構築することを目指しています。

オプティムは、売上高の増加を成長の指標とし、DX・AX市場でのイノベーションを通じて大きな成長を実現することを目指しています。また、モバイルマネジメントサービスの成長を着実に進め、AIとの統合を図っています。

人材の確保と育成も重要な課題としており、研修や採用活動を通じて組織の強化を図っています。さらに、知的財産戦略を強化し、特許取得を通じて競争優位を確保しています。

資本コストや株価を意識した経営を実践し、企業価値の向上を目指しています。PBR(株価純資産倍率)を指標とし、重点分野への投資を強化しています。