フィックスターズJP:3687株価

時価総額
¥536.5億
PER
32.2倍
1990年代から技術蓄積を持つAI技術によるソフトウェア高速化・AI開発支援の有力企業。量子コンピューティングクラウドや乳がんAI画像診断システムを展開。AI向けGPU効率化プラットフォームや組込み向け高速化ソリューションの提供実績。薬事承認取得。

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事業内容

フィックスターズは、大量データ処理やAIの高速化を得意とするソフトウェアと関連ハードウェアを開発する企業で、AI開発支援やソフトウェア最適化、アクセラレータを活用した計算基盤のサービスを主力に展開しています。

同社の主要な顧客は半導体メーカーや自動車、製造業、医療機関、金融機関、研究機関など多岐にわたり、研究開発から製品組み込み、運用まで幅広いフェーズの案件を受注しています。収益は受託開発・コンサルティングやハードウェア販売が中心で、近年はSaaS型サービスのサブスクリプション収入も増えています。

同社の事業は大きくSolution事業とSaaS事業に分かれ、Solution事業ではアルゴリズム実装やソフトウェア最適化、組込み支援に加えて最適なハードウェアの選定・提供まで一貫して支援しています。SaaS事業では量子コンピューティングクラウド「Fixstars Amplify」や乳がん画像診断支援の「METIS Eye」、GPU利用効率を改善する「AIBooster」などのサービスを提供しています。

経営方針

同社は中期経営ビジョン(2024年9月期開始)に基づき、営業利益を重要指標として企業価値の継続的向上を目指しています。具体的には売上高や自己資本利益率、営業利益、フリーキャッシュ・フローを重視し、経営の効率化と事業拡大を両立させる方針です。研究開発投資も重視しており、直近の連結会計年度では研究開発に450,060千円を投じており、今後も継続的な投資を行う計画です。

重点投資分野は大量データ処理やAIの高速化、ハードウェアを活用した計算基盤で、ここでの差別化は「ハードウェア性能を最大限に引き出す低レイヤーの技術」と「高度なアルゴリズム実装力」にあります。ソフトウェア最適化やアクセラレータ導入の支援を含む受託開発に加え、量子コンピューティングクラウド「Fixstars Amplify」や乳がん画像診断支援の「METIS Eye」、GPU利用効率改善の「AIBooster」といった自社SaaSを展開し、受託収入に加えてサブスクリプション収入の拡大を図っています。

新市場開拓と事業拡大では、半導体、自動車、製造、医療、金融、研究機関といった既存顧客基盤を活用しつつ、SaaS型サービスの継続課金モデルに注力して収益の安定化を進めています。加えて、特定分野で世界トップシェアを獲得することを目標に掲げ、「Winner takes all」の流れを成長機会に転換するため新規事業開発を推進しています。人員面では2025年9月末時点で社員数334名のうち9割以上がエンジニアであり、積極採用と社内研修、プロフェッショナル職制度による育成で体制を強化しています。

技術革新への取り組みとしては、マルチコアプロセッサや専用チップなどハードウェアの転換点に対応するため、低レイヤー領域の最適化技術とアルゴリズム改良に継続投資しています。具体的施策としては自社プロダクトの機能強化と商用化、研究開発投資の継続、社内ナレッジの体系化と教育制度で技術力の水平展開を図ること、さらにセキュリティ対策と内部管理体制の強化により製品信頼性とブランド価値の向上を両立させることを重視しています。