ディー・エル・イーJP:3686

時価総額
¥56.2億
PER
29.6倍
IPの新規開発からソーシャル・キャラクターを活用したマーケティング、スマートフォンアプリの企画開発、映像コンテンツの制作とメディア展開を行うファスト・エンタテインメント事業。

事業内容

ディー・エル・イーは、IP(知的財産)の新規開発から、ソーシャル・キャラクターを活用したマーケティングサービス、スマートフォンアプリの企画開発、映像コンテンツの制作、メディア展開プランの策定・実行までを手掛けるファスト・エンタテインメント事業を展開しています。

この事業は、手軽に楽しめるエンタテインメントを提供することを目的とし、IPの企画開発、制作、ソーシャル・キャラクター・マーケティング・サービス、デジタルコンテンツの企画開発などを行っています。これにより、制作収入やプロモーション収入、広告・マーケティング収入を得ています。

ディー・エル・イーは、オリジナルIPの開発を中心に、他社のIPのリプロデュースも行っています。具体的なIPには、「秘密結社 鷹の爪」や「パンパカパンツ」などがあり、これらを活用した多面的な展開を行っています。

また、同社はIPを短納期かつ低コストで量産し、柔軟なプロデュースを可能にする独自の制作技術を持っています。これにより、視聴者のニーズに迅速に対応し、話題性の高いコンテンツを提供しています。

ディー・エル・イーは、IPの原著作権を保有することで、迅速かつ柔軟な事業展開を実現しています。製作委員会を活用し、少数の共同原著作権者としてIPを開発し、展開しています。

さらに、IPを小さく生んで大きく育てる戦略を採用し、特定の地域やメディアでの展開から始め、徐々に展開エリアを拡大しています。これにより、IPの認知度を高め、価値を向上させています。

経営方針

ディー・エル・イーは、日本におけるIP・コンテンツ・ブランドビジネスの最高の舞台を目指し、世界を相手に事業展開する企業グループとして成長戦略を推進しています。特に、収益性の高い効率経営を重視し、売上高営業利益率を重要な経営指標としています。

同社は、急速に進化するメディア環境に対応し、スマートデバイスを活用した新たなコンテンツ消費スタイルに応えるため、ショートコンテンツの提供を強化しています。これにより、ファスト・エンタテインメント事業を中長期的に推進し、革新的なエンタテインメントを創造しています。

ディー・エル・イーは、IPの保有を重視し、迅速な意思決定を可能にする体制を整えています。製作委員会を活用し、新規IPの開発においては、柔軟な意思決定を行うために、IPの保有と出資者数の限定に注力しています。

新規IPの量産とプロデュースにおいては、特定メディアのコミュニティへのアプローチを重視し、短納期・低コストの制作システムを活用しています。これにより、多数のコミュニティへの同時多発的な事業展開を実現しています。

また、同社は新しい知的財産権ビジネスの開発にも注力しています。ソーシャル・キャラクターや保有ブランドを活用し、商品・サービスの紹介やマナー啓蒙を行うサービスを提供し、デジタル商品のライセンシーの多様化に対応しています。

人材登用と能力開発も重要な課題として認識しており、事業拡大やグローバル展開に対応するために、適切な人材の確保と育成を進めています。教育制度の整備や海外パートナーとの人材交流を通じて、異文化コミュニケーション能力の向上を図っています。

さらに、朝日放送グループホールディングスとの資本業務提携を活用し、テレビやラジオなどのメディア資産を活用した新規ビジネスの展開を進めています。これにより、さらなる成長を目指しています。