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小松マテーレJP:3580
事業内容
小松マテーレは、主に「繊維事業」を展開している企業です。同社は合繊ファブリックや薄膜ファブリックの企画、開発、製造、販売を行っています。これにより、さまざまな用途に対応した高品質な繊維製品を提供しています。
同社の連結子会社である小松美特料(蘇州)貿易有限公司は、繊維製品や環境関連製品、製造設備、部品、染料、薬品の販売を手がけています。また、㈱コマクソンはナイロン素材の加工や自動車内装材、産業資材用特殊素材の開発生産を行っています。
㈱コマツインターリンクは、生機や製品の保管、輸送などの物流サービスを提供しています。インターリンク金沢㈱は、繊維製品や環境関連商品の販売を行っており、吉田産業㈱は経編ニット生地やニット製品の製造販売を手がけています。
㈱エヌエスケーエコーマークは、スポーツやアパレル衣料のマークデザイン製作や二次加工を行っています。関連会社としては、㈱トーケンが土木建築工事の設計、施工、管理を行い、根上工業㈱が樹脂製品の製造販売を手がけています。
非連結子会社の合同会社アマイケは、自社ブランドの織物の製造販売を行っています。これらの事業を通じて、小松マテーレは多様なニーズに応える製品とサービスを提供しています。
経営方針
小松マテーレは、化学素材メーカーとして「驚き」と「感動」を創造することを目指しています。同社は、地球環境保護や社員の成長を重視し、急速に変化する事業環境に柔軟に対応するための組織体制の強化と経営投資を進めています。中期経営計画「KFW-2026」に基づき、海外事業の拡大や高付加価値商品の開発を推進しています。
同社は、2026年度までに売上高420億円、営業利益25億円、営業利益率6.0%、自己資本利益率(ROE)6.0%以上を目標としています。これにより、事業の成長性と収益性を高め、企業価値の向上を図ります。また、グループ全体で効率化と収益性の向上を目指し、キャッシュ・フロー重視の経営を行っています。
小松マテーレは、5つの中長期的な課題に取り組んでいます。まず、海外事業の拡大を図り、ブランド力を活かして新規市場を開拓します。また、サステナブル商材の推進により、環境配慮型素材「マテレコ」の売上比率を2030年度に50%に拡大することを目指しています。
さらに、製品事業の推進により、独自製品の付加価値を高め、収益への貢献度を向上させます。人材育成の強化とエンゲージメントの向上にも注力し、社員が最大限に能力を発揮できる環境を整えます。製造環境の整備や福利厚生の充実も進め、働きやすい職場環境を構築します。