東海染工JP:3577

時価総額
¥32.2億
PER
28.1倍
各種繊維製品の加工販売を中心に、染色加工、縫製品販売、子育て支援、倉庫、機械販売、洗濯、不動産賃貸事業を展開。

事業内容

東海染工は、繊維製品の加工販売を中心に多様な事業を展開しています。主な事業セグメントには、染色加工事業、縫製品販売事業、子育て支援事業、倉庫事業、機械販売事業、洗濯事業、その他事業があります。

染色加工事業では、東海染工自身が活動するほか、国内外の子会社や関連会社が関与しています。具体的には、国内の株式会社デッサン・ジュンや、海外のTOKAI DYEING CO.,(THAILAND)LTD.などが含まれます。

縫製品販売事業は、東海染工が直接手がけており、繊維製品の販売を行っています。これにより、染色加工から販売まで一貫したサービスを提供しています。

子育て支援事業は、国内子会社の株式会社トットメイトと株式会社マミーズが担当しています。これらの会社は、子育て支援サービスを提供し、地域社会に貢献しています。

倉庫事業は、国内子会社のTKサポート株式会社が主に担当しています。東海染工はこの事業の一部を委託しており、物流の効率化を図っています。

機械販売事業では、東海染工とTKサポート株式会社が共同で活動しています。東海染工は、TKサポート株式会社から機械を仕入れ、販売を行っています。

洗濯事業も東海染工とTKサポート株式会社が従事しており、クリーニングサービスを提供しています。これにより、繊維製品のメンテナンスもサポートしています。

その他事業としては、不動産賃貸事業があります。東海染工とTKサポート株式会社がこの事業に従事し、資産の有効活用を図っています。

経営方針

東海染工は、顧客満足を最優先に掲げ、営業・生産・開発の各部門が顧客のニーズに応える体制を強化しています。開発型企業としてのポリシーを維持しつつ、顧客満足を追求する商品を提供し、安定した業績を目指しています。

同社は、生活関連事業への転換を進め、子育て支援や洗濯、機械販売などの非繊維事業を拡大しています。国内外で新規事業を創出し、生活関連創造事業を中心に事業領域を広げる戦略を推進しています。

繊維事業では、国内外での受注拡大を図り、新素材や特殊加工品の提案を強化しています。海外では新規市場の開拓に注力し、既存取引先との連携を深めることで、受注の拡大を目指しています。

国内経済は緩やかな回復を続けていますが、国際情勢の不安定さや中国経済の低迷が影響しています。東海染工は、こうした環境下での経営基盤強化を図り、ROE10%以上を目標に掲げ、資本効率の向上に努めています。

優先課題として、子育て支援事業の拡大や染色加工事業の収益改善を挙げています。特に、子育て支援では、保育士などの人材確保を進め、企業内保育所の運営受託や認可保育園の公募参加を拡大しています。

非繊維事業の拡大に向け、新規事業の創出を進めています。生活関連創造事業を中心に、国内外での事業領域拡大を図り、経営基盤の強化を目指しています。