スタジオアタオJP:3550

スタジオアタオは、「ファッションにエンタテイメントを」を経営理念に掲げ、オリジナルバッグや財布を通じて顧客に非日常のワクワク感を提供することを目指しています。同社は、オリジナルバッグの企画・販売、直営店舗の運営、インターネット店舗の運営、キャラクター商品の企画・販売を主な事業としています。

スタジオアタオは、単一のファッションブランドビジネスセグメントを持ち、店舗販売、インターネット販売、その他の活動を展開しています。具体的には、オリジナルバッグや財布の企画・販売を中心に、直営店舗やインターネットを通じた販売を行っています。

同社は、4つのブランドを展開しています。代表ブランド「ATAO」は、神戸の旧居留地から始まった日本のブランドで、トラッド＆エレガントなデザインが特徴です。「IANNE」は、パリでデビューしたブランドで、上質なリュクスと絵本のようなワクワク感を融合させた商品を提供しています。

「ILEMER」は、オリジナルのイラストやテキスタイルを用いたプレミアムエコバッグを中心に展開するブランドです。「StrawberryMe」は、和の要素を取り入れたユニークなデザインのバッグや雑貨を提供しています。

スタジオアタオは、国内外で店舗を展開しています。国内では、神戸、大阪、新宿などの大都市圏に12店舗を構え、イベントを通じて商品を販売しています。海外では、パリにIANNEのギャラリーを展開しています。

インターネット販売では、自社直営の「ATAOLAND＋」や「ILEMER公式オンラインショップ」、楽天市場やYahoo!店を運営しています。また、ILEMERの海外向けオンラインショップも展開しています。

スタジオアタオは、独自の成長戦略を掲げ、ファッション業界での地位を強化しています。同社は「ファッションにエンタテイメントを」という理念のもと、オリジナルバッグや財布を通じて顧客に非日常の体験を提供することを目指しています。この理念に基づき、トレンドに左右されない商品企画と定番商品の人気化を強みとし、ブランドの世界観を構築しています。

スタジオアタオは、O2O（Online to Offline）戦略を活用し、オンラインとオフラインの販売チャネルを連携させることで、ブランドのファンを生み出し、長期的な収益を目指しています。特に、直営店の販売スタッフをブランドの広告塔と位置づけ、質の高いサービスを提供することでリピーターの獲得に努めています。また、キャラクタービジネスの強化にも注力し、販売促進費の投資を進めています。

同社は、経営環境の変化に対応するため、いくつかの重要な課題に取り組んでいます。新規販売チャネルの展開や店舗とECのOMO（Online Merges with Offline）の実現、生産体制の強化、人材の確保・育成、模倣品対策、内部管理体制の強化、財務体質の強化などが挙げられます。これらの課題に対して、積極的な取り組みを続けています。

特に、新規販売チャネルの展開では、海外進出やキャラクタービジネス、ライセンス事業の開拓を推進しています。これにより、消費者の購買行動の変化に対応し、新たな顧客層の獲得を目指しています。また、OMOの実現により、顧客体験の向上とブランド価値の向上を図り、売上と利益の中長期的な拡大を目指しています。