アズ企画設計JP:3490

アズ企画設計は、不動産ビジネスを中心に展開している企業で、東京都心部を中心に一都三県で活動しています。同社は「不動産販売事業」、「不動産賃貸事業」、「不動産管理事業」の3つの主要な事業セグメントを持ち、それぞれの分野で多様なサービスを提供しています。

不動産販売事業では、収益不動産の売買を行っています。具体的には、入居率や賃料水準が低下した中古不動産を取得し、リーシングやリノベーションを通じて収益を改善した後、不動産投資家に販売しています。また、開発用地を取得し、賃貸ニーズに合致する不動産を建設・販売することも行っています。

不動産賃貸事業では、リニューアルによって高収益が見込める中古不動産を借り上げ、施設利用者に転貸しています。また、長期不稼働の建物や遊休地を再生利用し、店舗や事務所、倉庫などとして提供しています。さらに、住宅宿泊事業法に基づく民泊施設の運営も行っています。

不動産管理事業では、購入顧客や不動産所有者に対して、建物管理や入居者管理、賃貸借契約管理などのサービスを提供しています。また、賃貸仲介や建築リフォーム、鍵などの付帯商品販売、少額短期保険の代理店手数料などを通じて収益を得ています。

アズ企画設計は、「空室のない元気な街を創る」という理念のもと、成長戦略を推進しています。同社は不動産販売事業を中心に、事業規模の拡大を図っています。特に、収益性の低下した不動産を再生し、不動産投資家に販売するビジネスを深化させることに注力しています。

同社の中期経営計画（2025年2月期～2027年2月期）では、「営業利益10.8億円」「1人当たり営業利益1,800万円」を目標に掲げています。この計画のもと、取扱物件の大型化と多様化を進め、営業利益の向上を目指しています。また、社外との連携を強化し、戦略的業務提携やM&Aを通じて成長を加速させる方針です。

営業利益向上のため、アズ企画設計は一部の収益不動産を長期保有し、内部成長とストック収益の拡充に取り組んでいます。これにより、賃料収入の増加を図り、安定的な営業利益の積み上げを目指しています。また、販売事業の規模拡大に向けて、取扱物件の価格帯を5億円以上に引き上げ、多様な商品種別を取り扱うことで市場ニーズに応えています。

不動産賃貸・管理事業では、営業活動の強化とITを活用した管理業務の効率化を進め、スケールの拡大を図っています。これにより、安定収益源を確保し、空室や遊休地に対する多様なソリューションを提供しています。これらの取り組みを通じて、アズ企画設計は持続的な成長を目指しています。