ティーケーピーJP:3479

時価総額
¥675.1億
PER
11.4倍
遊休不動産の活用による空間再生流通事業を展開、フレキシブルオフィス、ホテル・宿泊研修、料飲・バンケット、イベントプロデュース、BPOサービスを提供。

沿革

2005-08東京都港区浜松町二丁目7番17号に設立、ポータルサイト「TKP貸会議室ネット」の運営を開始
2006-10本社機能を東京都中央区日本橋茅場町三丁目7番3号に移転
2008-07株式会社コンビニステーション(現・株式会社コンステ)設立
2010-09株式会社TKPテレマーケティング(現・株式会社TKPコミュニケーションズ)設立
2011-00展開する貸会議室が100施設を突破
2013-01株式会社常盤軒フーズを設立
2013-02本社機能を東京都新宿区市谷八幡町8番地に移転
2013-11「TKPホテル&リゾート」ブランドの立ち上げ、宿泊型研修施設「レクトーレ」ブランドを提供開始
2014-05第一種旅行業免許取得
2014-08当社運営のアパホテル第1号店として、アパホテル<TKP札幌駅前>開設
2015-01会議室完備の温泉旅館「石のや」ブランドを提供開始
2016-00展開する貸会議室が200施設を突破
2017-03東京証券取引所マザーズ市場へ上場
2017-04都市型研修シティホテルとして「ベイサイドホテル アジュール竹芝」の運営を開始
2017-09株式会社メジャース(現・株式会社イチガヤ)を子会社化
2019-05レンタルオフィスブランド「リージャス」をグローバルに展開するIWG plc,の日本法人、日本リージャスホールディングス株式会社を子会社化
2019-07有限会社品川配ぜん人紹介所を子会社化
2019-09IWG plc,の台湾法人、臺北雷格斯諮詢服務有限公司他12社を子会社化
2020-07株式会社エスクリとの業務・資本提携を開始
2022-04東京証券取引所の市場区分見直しに伴い東京証券取引所グロース市場へ移行
2022-12独自ビジネスホテルブランド「TKPサンライフホテル」を博多にて運営開始
2023-01株式会社識学との資本業務提携を開始
2023-02日本リージャスホールディングス株式会社及び臺北雷格斯企業管理諮詢股份有限公司の全株式譲渡を実施(日本及び台湾におけるリージャス事業を売却)
2023-07株式会社識学と連携し組成した「新進気鋭スタートアップ投資事業有限責任組合」へLP出資決定
2023-08リリカラ株式会社を持分法適用関連会社化
2024-02APAMAN株式会社の一部株式取得

事業内容

ティーケーピーは、遊休不動産を活用して付加価値を加え、総合的な空間サービスを提供することでその価値を再生する空間再生流通事業を主軸に展開しています。同社グループは、全国237施設の拠点ネットワークを持ち、業界トップクラスのサービス力で知られています。フレキシブルオフィス、ホテル・宿泊研修、料飲・バンケット、イベントプロデュース、BPOという5つの領域から構成される事業を展開しており、各事業は顧客の多様なニーズに応えるために設計されています。

フレキシブルオフィスでは、会議、セミナー、講演会などのための時間貸しの貸会議室や宴会場の管理・運営を行っており、テレワークの普及に伴う需要の増加が見込まれています。ホテル・宿泊研修では、ビジネスホテルやリゾートホテル、企業の宿泊研修に特化した施設を提供しています。料飲・バンケットでは、会議室用の弁当やケータリングサービス、懇親会・パーティーのプランニングを行っています。

イベントプロデュースでは、企業の大型イベントやセミナー、展示会などの運営支援を提供し、BPOでは、コールセンター運営や採用代行サービスなどを手がけています。これらの事業を通じて、ティーケーピーは顧客単価の向上、施設への送客と長時間利用の促進、法人顧客の外注ニーズの捉え方を目指しています。

経営方針

ティーケーピーは、遊休不動産を活用し、付加価値を加えることで空間サービスを創出する「空間再生流通企業」として位置づけ、社会に貢献しています。同社グループは、売上高の拡大とコストの最適化を図り、営業利益とROE(自己資本利益率)の向上を中期的な目標としています。2024年2月期を初年度とする新中期経営計画を策定し、2026年2月期までの期間での成長を目指しています。

同社グループの主な事業分野である貸会議室の需要は、企業の働き方の多様化と固定オフィスの柔軟化により大幅に拡大しています。全国の施設ネットワークを拡大し、国内貸会議室市場において圧倒的なネットワーク力と多様なブランド展開を競争優位としています。今後も貸会議室を中心としたフレキシブルオフィス事業を中核に、料飲・バンケット、ウェビナー等の会議室オプションサービスやホテル・宿泊研修サービス等の周辺サービスを拡充し、付加価値の高い総合サービスの実現を目指します。

事業拡大のため、効率的な出退店戦略の実施、付加価値サービスの見直し・拡充、システムを駆使した営業・予約の最適化、人材の確保と育成、管理体制の強化に取り組んでいます。これらの戦略を通じて、ティーケーピーは市場のニーズに応え、持続的な成長を目指しています。