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ファーストブラザーズ【JP:3454】株価
株価の推移
出来高の推移
PERの推移
PBRの推移
時価総額の推移
事業内容
ファーストブラザーズは、不動産投資を中核とした総合投資会社です。同社は機関投資家向けの資産運用サービスと自己投資の両輪で事業を展開しており、数百億円規模の大型不動産取引を得意としています。近年は宿泊施設などの運営事業にも進出し、投資から運営まで一貫したサービスを提供しています。
同社の主要顧客は年金基金や保険会社などの機関投資家で、これらの顧客から預かった資産の運用を通じて手数料収入を得ています。また、自己資金による不動産投資では賃料収入と売却益の両方を狙い、バリューアップ後の売却で得た資金を新たな投資に回すことで持続的な成長を図っています。さらに企業の事業再生支援やM&Aアドバイザリーサービスも収益源の一つです。
同社の事業は投資運用事業、投資銀行事業、施設運営事業の3つに分かれています。投資運用事業では機関投資家の資産運用とアセットマネジメント業務を、投資銀行事業では賃貸不動産投資やプライベートエクイティ投資、再生可能エネルギーなどの社会インフラ投資を手がけています。施設運営事業は比較的新しい分野で、保有する宿泊施設を自社で運営することで収益の多角化を進めています。
経営方針
ファーストブラザーズは、不動産投資を軸とする投資会社として、「リターンへのこだわり」を経営戦略の中核に据えています。同社は売上総利益、経常利益、株主資本の中長期的な成長を重視し、運用資産残高よりも利益の最大化を通じた顧客満足を優先する方針を掲げています。短期的な利益平準化を目的とした安易な売却は避け、最適なタイミングで不動産の潜在価値を最大化して売却することで、株主資本の持続的成長を目指しています。
投資運用事業では都心・大型物件を対象とするファンドビジネスを展開する一方、投資銀行事業では自己勘定による中小型賃貸不動産投資に注力しています。同社は首都圏から全国に投資対象を拡大し、物件の個別性を踏まえた投資ストーリーを描いて価値向上を図る手法を採用しています。コロナ禍での逆張り投資とその後の成功に象徴されるように、市場の歪みや変化を敏感に捉えて収益機会を創出することを得意としています。
事業領域の拡大においては、既存事業との相乗効果と高い資本効率が見込める分野を厳選して参入する戦略を取っています。現在は再生可能エネルギー分野への投資や施設運営事業にも取り組んでおり、地域との共生を図る独自のホスピタリティサービスを提供しています。創業当初の不良債権処理から現在の不動産価値顕在化まで、既存の業界慣習にとらわれないアプローチで社会課題の解決と収益獲得を両立させてきた実績を活かし、特定市場の変動に左右されない強靭な収益基盤の構築を進めています。
同社の技術革新と人材戦略では、若年層の積極登用を通じて従来の視点に囚われない柔軟な発想を重視しています。成長意欲の高い人材の採用と社内教育による育成を強化し、多様化する収益機会への対応力を高めています。また、資本市場との信頼関係構築を重要課題と位置づけ、投資判断の規律や成長戦略の合理性について積極的な情報開示を行うことで、適正な株価評価の獲得に努めています。