J-MAXJP:3422

時価総額
¥52.6億
PER
6倍
自動車用車体プレス部品や電動化プレス部品、精密プレス部品の製造・販売を行う事業。

事業内容

J-MAXは、自動車用車体プレス部品や電動化プレス部品、精密プレス部品の製造を手がけています。これらの製品は主に本田技研工業や東プレに販売されています。また、プレス用金型や溶接治具、検具などの設備も製造しています。

J-MAXの事業は、車体プレス部品、電動化プレス部品、精密プレス部品の3つの分野に分かれています。車体プレス部品は自動車メーカーとの共同開発から生産までを一貫して行う主力分野です。電動化プレス部品は電動化需要の拡大に伴い、今後の成長が期待されています。

タイでは、J-MAXの子会社であるタイ・マルジュン社が自動車用車体プレス部品や精密プレス部品を製造し、HONDA AUTOMOBILE(THAILAND)やTOPRE (THAILAND)に販売しています。これにより、アジア市場でのプレゼンスを強化しています。

広州では、広州丸順汽車配件有限公司が自動車用車体プレス部品や電動化プレス部品を製造し、広汽本田汽車有限公司に販売しています。また、塗装ラインを備えた設備も提供しており、製品の付加価値を高めています。

武漢では、武漢丸順汽車配件有限公司が自動車用車体プレス部品を製造し、東風本田汽車有限公司に販売しています。これにより、中国市場での競争力を維持し、さらなる成長を目指しています。

経営方針

J-MAXは、技術力を磨き、顧客が求める優れた製品を提供することで、従業員や地域社会の満足を追求しています。中期経営計画「J-VISION 30」では、「技術で夢を –Make our dreams by Technology-」をビジョンに掲げ、持続可能な100年企業を目指しています。

「J-VISION 30」では、ブランド力強化や新規顧客開拓、新商品の開発、デジタル技術の活用によるプロセス変革など、7つの基本戦略を推進しています。これにより、企業価値を高め、ステークホルダーと夢を共有することを目指しています。

J-MAXは、既存事業の強化と新事業の創出を成長戦略の柱としています。既存事業では、ボディ部品や電動化部品の生産能力を拡大し、AIやIoTを活用した新しいモノづくりに挑戦しています。金型技術の進化も図り、競争力を強化しています。

新事業の創出では、研究開発を加速し、自動車領域に限定しない新商品・新事業の開発に挑戦しています。成長市場への進出やアライアンス、M&Aを通じて、持続的な成長を目指しています。これにより、事業ポートフォリオの変革を進めています。

自動車業界の急速な電動化シフトに対応し、J-MAXは「電動化・軽量化に集中した電動化サプライヤーへの転換」を推進しています。超ハイテン加工技術を電動化部品に応用し、車載電池関連部品の開発を進めています。中国での電池ビジネス拡大も図っています。

また、事業構造改革を通じて、持続可能な企業体質の構築を目指しています。厳しい環境変化に対応し、固定費削減などで企業体質を強化し、強い収益構造を確立することを目指しています。これにより、急激な生産変動にも耐えうる体制を整えています。