日本コークス工業JP:3315

時価総額
¥341.7億
PER
-6.3倍
コークスの製造・販売、一般炭・石油コークスの販売、産業廃棄物処理、粉粒体機器の製造、港湾荷役・貨物輸送事業。

事業内容

日本コークス工業は、コークスの製造・販売を主な事業としています。北九州事業所で生産されるコークスや副産物を国内外の鉄鋼会社に直接販売し、関連会社である日本コークス工業東北株式会社などを通じて販売も行っています。

また、燃料・資源リサイクル事業では、海外から輸入した一般炭や石油コークスをセメント・製紙会社に販売しています。さらに、産業廃棄物処理やリサイクル事業、コールセンター事業も展開しています。

総合エンジニアリング事業では、栃木工場で製造される粉粒体装置や機器を販売しています。関連会社の有明機電工業株式会社やサンテック株式会社が機械・電気工事を担当し、産業機械の製造・修理も行っています。

その他の事業として、三池港物流株式会社が大牟田地区で港湾荷役や貨物輸送を行っています。また、日本コークス工業は社有地の開発・賃貸事業、仲介・分譲事業も手がけています。

経営方針

日本コークス工業は、持続可能な成長を目指し、いくつかの戦略を推進しています。まず、コークス事業では、安全性と環境への配慮を強化し、安定した操業を維持することを重視しています。また、国内外の需要家を確保し、収益力を強化することを目指しています。さらに、水素やアンモニアの供給体制を構築し、新たな収益源を開拓しています。

非コークス事業では、燃料・資源リサイクル事業において、需要家の燃料転換に対応した商品の拡大を進めています。自社のインフラを効果的に活用し、廃棄物の有効活用と適正処理を通じて安定した収益を確保することを目指しています。総合エンジニアリング事業では、粉体処理技術を活用し、製品の付加価値向上や海外市場への販路拡大を図っています。

日本コークス工業は、ESG経営にも積極的に取り組んでいます。安全・環境・防災体制の確立を目指し、カーボンニュートラルを含めた地球環境の保全に努めています。また、人権の尊重やダイバーシティへの対応を進め、ステークホルダーとのコミュニケーションを強化することで、ガバナンスの向上を図っています。これらの取り組みを通じて、持続可能な社会の実現に貢献しています。