帝国繊維 (3302) 株価

時価総額
¥807.7億
PER
19.7倍
防災機器・消防ホースの有力企業。消防ホース、救急救助器具、化学消防車などの防災事業が主力。繊維事業では麻・化合繊製品も製造。子会社4社を通じて地域別販売・製造体制を構築。日本国内中心に展開。

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事業内容

帝国繊維は、防災関連機器と繊維製品を主力とする老舗メーカーです。同社は消防ホースや防災機器、救急救助器具から化学消防車まで幅広い防災製品を開発・製造しており、麻を中心とした繊維製品の製造も手がけています。これらの事業に加えて、不動産賃貸事業も展開する多角経営企業として事業を運営しています。

同社の顧客は主に消防署や自治体などの公的機関、民間企業の防災部門が中心となっています。収益構造は防災事業が主軸となっており、子会社4社と関連会社2社からなるグループ体制で、地域別販売会社を通じた卸売と直接販売の両方を展開しています。安定的な不動産賃貸収入も収益の一部を支えています。

事業は大きく3つのセグメントに分かれています。防災事業では消防ホースから救助工作車、空港用化学消防車、CBRNE対応機材まで総合的な防災ソリューションを提供しています。繊維事業では麻および化合繊混紡製品の製造・加工を行い、産業用途を中心に展開しています。これらの専門性の高い製品群により、ニッチな市場での競争優位性を築いています。

経営方針

帝国繊維は新中期経営計画「テイセン2028」(2026-2028年度)において、「先進的防災事業を確立し、安心安全な未来を創る」をミッションとして掲げています。同社は2028年度に連結営業利益58億円以上、連結経常利益70億円以上の達成を目指しており、株主還元では総還元性向50%水準を設定しています。この計画は10年間の長期ビジョン「テイセン未来創造計画」の第2フェーズにあたり、防災業界におけるリーディングカンパニーへの進化を目指す重要な成長段階と位置づけられています。

重点投資分野では「市場創造と圧倒的市場競争力の確立」を最優先戦略として、送排水ビジネスの拡大に注力しています。同社の「ハイドロサブシステム」は、多発化する水害や山林火災への対処システムとして国や自治体に広く認知され始めており、民間企業のBCP対策需要も取り込んでいます。セキュリティ事業では、地政学リスク増大や人手不足対策の観点から、空港に加えて鉄道や大規模集客施設、データセンターなど幅広い施設への展開を進めています。

新市場開拓では次世代型防災特殊車両の開発を加速し、災害の多様化や省人化ニーズに対応した革新的な製品群の創出に取り組んでいます。基盤事業である消防ホース、防災資機材、防災車両、消防被服では、市場ニーズに対応した新製品開発により事業の拡大・発展を図っています。さらに2032年度に向けては、アライアンス強化による事業規模の拡大と収益基盤の充実を計画しており、防災分野を軸とした戦略的提携の推進を重要課題としています。

技術革新の取り組みでは、下野・鹿沼両工場を「製造拠点」から「技術集約拠点」へと変革させる計画を推進しています。技術・開発機能の強化とコスト・品質管理機能の定着を図るとともに、特に下野工場では教育・訓練・実証実験機能を備えた施設の充実を進めています。同社は受注先行型のビジネスモデルを採用しており、受注残を重要な経営指標として位置づけ、各事業分野で安定的な受注確保を目指しています。

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