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イーグランドJP:3294
沿革
1989-06 | 東京都新宿区東五軒町5番17号に不動産業を目的として有限会社恵久ホームを設立 出資金500万円 |
1989-10 | 宅地建物取引業免許を取得(東京都知事(1)第57447号)、不動産仲介業を開始 |
1990-07 | 東京都台東区台東一丁目1番11号に本店移転 |
1992-05 | 東京都千代田区西神田二丁目2番7号に本店移転 |
1996-12 | 新潟県南魚沼郡湯沢町でリゾートマンションを不動産競売で落札取得、現在の事業形態である中古住宅再生事業を開始 |
2003-09 | 株式会社恵久ホームに組織変更 |
2004-11 | 株式会社ヴェルディッシモの全株式を取得 |
2005-07 | 東京都千代田区内神田一丁目3番7号に本店移転 |
2007-08 | 株式会社イーグランドに商号変更 |
2009-06 | 株式会社ヴェルディッシモの全株式を売却 |
2010-03 | 宅地建物取引業免許を国土交通大臣免許に変更(国土交通大臣(1)第7977号) 札幌市中央区に札幌支店を開設 |
2011-11 | 栃木県宇都宮市に宇都宮支店を開設 |
2012-11 | 東京都千代田区神田錦町一丁目2番地1に本店移転 |
2013-04 | 一般建設業許可を取得(東京都知事許可(般-25)第139885号) |
2013-12 | 東京証券取引所JASDAQ市場スタンダードに株式を上場 |
2014-05 | 大阪市北区に関西支店を開設 |
2015-11 | 東京証券取引所市場第二部に市場変更 |
2017-03 | 横浜市西区に横浜支店を開設 |
2017-05 | 宇都宮支店を本店に統合 |
2017-12 | 東京証券取引所市場第一部銘柄に指定 |
2020-04 | 名古屋市中区に名古屋支店を開設 |
2021-06 | 株式会社イードア(100%子会社)を設立 |
2022-04 | 東京証券取引所の市場区分の見直しにより、東京証券取引所のスタンダード市場に移行 |
2024-01 | 東京都千代田区神田美土代町1番地に本店移転 |
事業内容
イーグランドは、不動産事業を主軸に展開している企業であり、その事業内容は大きく二つのセグメントに分けられます。主力事業である「中古住宅再生事業」では、首都圏や関西エリアを中心に、不動産競売市場や一般の中古住宅流通市場から仕入れた中古マンションや中古戸建てをリフォームし、機能を回復させた上で付加価値を向上させた中古再生住宅として販売しています。この事業では、一次取得者層を主なターゲットとし、物件は地理的に分散して仕入れられています。仕入れは、不動産競売と一般の中古住宅流通市場の両方から行われ、近年は収益用物件の取り扱いも強化しています。
一方、「その他不動産事業」としては、不動産賃貸やリフォーム工事請負などの不動産関連事業を手がけています。このセグメントはまだ事業規模が小さいものの、将来的に安定した賃貸収入を生み出すため、優良な賃貸用不動産の取得に努めています。
イーグランドの事業モデルは、仕入れ、商品化(リフォーム)、販売の三段階に分かれており、リフォーム工事は全て外部の協力会社に発注しています。販売に関しては、自社の直販部門を持たず、地元の不動産仲介会社を通じて幅広く行われており、少人数での広域事業展開が可能になっています。
経営方針
イーグランドは、中古住宅再生事業を核として、良質かつ廉価な住宅の提供を通じて社会に貢献することを経営の基本方針としています。同社は、品質向上、法令遵守、経営体制の強化を目指し、財務健全性と資本効率性の向上にも注力しています。中古住宅流通市場の成長と競争の激化の中、イーグランドは商品企画とアフターサービスの強化による差別化、収益用物件の取り扱い拡大、M&Aを含む新たな収益基盤の創出に努めています。
2022年3月期から3年間の新中期経営計画を実行中であり、2023年3月期には販売価格の上昇により目標売上高を達成しました。最終期である2024年3月期に向けては、不安定な経済環境の中でも中古住宅への需要は根強いと見込んでいます。
重点課題として、中古住宅再生事業の拡大、収益再販事業およびその他の事業の成長、品質向上と商品企画の取り組み、コンプライアンス体制の強化、財務・資本政策による株主価値の向上を挙げています。これらを通じて、イーグランドは競争の激しい市場での差別化と持続可能な成長を目指しています。