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ハウスコムJP:3275
沿革
1998-07 | 大東建託株式会社の100%出資子会社として、賃貸建物の仲介斡旋を事業目的に、大阪府堺市に関西ハウスコム株式会社を設立するとともに堺東店(大阪府堺市)を開設。 |
1998-09 | 不動産賃貸仲介業務を開始するとともに、その周辺サービス業務としてクリーンサービス取次業務・損害保険代理店業務・リフォーム工事取次業務・引越取次業務を開始。 |
1998-11 | 本社を大阪府吹田市へ移転。 |
2000-01 | 本社を大阪府堺市へ移転。 |
2000-12 | 宅地建物取引業免許につき、国土交通大臣免許を取得。 |
2002-11 | 本社を大阪府大阪市浪速区へ移転。 |
2003-12 | 本社を東京都港区へ移転するとともにハウスコム株式会社へ商号変更。 (旧)ハウスコム株式会社から営業譲受した。この営業譲受によって、首都圏・中部圏に62店舗の営業権を取得。 |
2004-08 | 賃貸借契約時に入居者(借主)側に要求される連帯保証人を代行する「保証人代行商品」の販売取次の業務を開始。 |
2005-12 | 株式会社ハウスコム不動産情報センターから荻窪店(東京都杉並区)・浜松町店(東京都港区)・一宮駅前店(愛知県一宮市)の3店舗の営業権を譲受。(注) |
2006-04 | 広告媒体取扱専門会社の代理店として募集広告に関する代理店業務を開始。 |
2007-07 | ハウスコム携帯サイトの運用を開始。 |
2011-06 | 大阪証券取引所(現 東京証券取引所)JASDAQ(スタンダード)上場。 |
2015-05 | リフォーム事業を開始。 |
2019-05 | ジューシィ出版株式会社(現 ハウスコムテクノロジーズ株式会社)の株式を100%取得し連結子会社化。 |
2019-06 | 東京証券取引所市場第二部に市場変更。 |
2019-07 | エスケイビル建材株式会社の株式を100%取得し連結子会社化。 |
2019-08 | 東京証券取引所市場第一部に指定される。 |
2021-03 | 株式会社宅都(現 大阪ハウスコム株式会社)の株式を100%取得し連結子会社化。 |
2022-04 | 東京証券取引所の市場区分の見直しに伴い、プライム市場に移行。 |
2022-10 | 吸収分割の実施により持株会社体制に移行。 |
2023-06 | 株式会社シーアールエヌの株式を90%取得し連結子会社化。 |
2023-10 | 東京証券取引所スタンダード市場に市場区分を変更。 |
2023-11 | 株式会社シーアールエヌの株式を10%取得し完全子会社化。 |
事業内容
ハウスコム株式会社とそのグループ企業は、不動産賃貸仲介業務を中心に、幅広い関連サービスを提供しています。同社グループは、ハウスコムを含む15社で構成され、住宅や駐車場、商業施設などの賃貸不動産の仲介を主軸に据えています。貸主と借主の間で物件の紹介から契約締結までをサポートし、入居者募集の広告掲載、引越しサービス、損害保険の取次ぎ、契約更新業務など、入居者と家主双方に向けた多様なサービスを展開しています。
また、不動産仲介を契機として、原状回復工事やリフォーム、鍵交換やサニタリー工事などの施工関連事業も手がけています。これに加え、外部の新築工事やリフォーム、改修工事などの請負や下請け工事も行っており、エスケイビル建材株式会社とハウスコムコミュニケーションズ株式会社がこのセグメントを担当しています。
不動産関連事業には、ハウスコムをはじめとする13社が関与しており、地域に根差したサービス提供を行っています。これらの企業は、顧客のニーズに応じた賃貸物件の提供や、それに付随する様々なサービスを通じて、不動産市場における総合的なソリューションを提供しています。
経営方針
ハウスコム株式会社は、不動産賃貸仲介業務を中心に、幅広い関連サービスを提供する企業グループです。同社は「住まいを通して人を幸せにする世界を創る」というミッションのもと、家主様と入居者様双方の満足度向上を追求しています。経営方針として、お客様第一主義、重点主義、市場環境への適応、高能率・高賃金主義を掲げ、これらを実現するための具体的な戦略を推進しています。
中期経営計画では、継続的かつ安定的な収益向上を目指し、新規出店や新商品・新規事業による収益源の多様化に注力しています。特に、世帯数の増加が見込まれる大都市圏や人口の流動性の高い中核都市を中心に新規出店を進め、規模の利益による経営効率化と関連事業の成長機会獲得を目指しています。
また、同社は「新成長戦略~3ヵ年目標値及び2030年3月期に向けた目標~」を策定し、既存事業の競争力強化、店舗数増加による規模の拡大、事業領域拡大による収益構造の転換、グループ経営の前進させるための内部体制の強化を重点方針としています。これらの方針は、不動産テックの活用、新規出店・M&A、新たな事業ポートフォリオの構築、人材育成と内部体制の強化に焦点を当てています。
ハウスコムは、不動産賃貸仲介を起点とした事業展開を通じて、不動産市場における総合的なソリューションを提供し、新型コロナウイルス感染症の影響にも対応しながら、事業の多角化と競争力の強化を図っています。