セントラル総合開発JP:3238

時価総額
¥40.1億
PER
7.9倍
分譲マンション「クレア」シリーズの販売を行う不動産販売事業、オフィスビルや「クレアグレイス」賃貸事業を行う不動産賃貸・管理事業、保険代理事業。

事業内容

セントラル総合開発は、セントラルライフを含むグループ企業として、主に三つの事業セグメントを展開しています。まず、不動産販売事業では、全国でマンション分譲を行い、自社ブランド「クレア」シリーズのファミリータイプやコンパクトタイプのマンションを提供しています。立地条件やライフスタイルの変化に応じた企画を行い、地域社会に溶け込む快適な生活空間を提供しています。

次に、不動産賃貸・管理事業では、オフィスビルや賃貸コンパクトマンション「クレアグレイス」の賃貸を行っています。また、連結子会社がビルやマンションの管理事業を担当し、入居者に対するアフターサービスや資産価値の維持、保険商品の提供など、総合的な管理サービスを提供しています。

最後に、その他の事業として、マンション購入者を対象に保険代理業を行っています。これにより、購入者に対して災害時の備えや資産管理のアドバイスを提供し、安心して暮らせる環境をサポートしています。これらの事業を通じて、セントラル総合開発は多様なニーズに応える不動産サービスを展開しています。

経営方針

セントラル総合開発は、成長戦略として新築分譲マンション事業におけるコスト管理と価格設定の最適化を掲げています。建設会社との連携を強化し、地域ごとの価格吸収力を見極めることで、顧客に納得のいく価格を提供することを目指しています。また、新たなパートナー建設会社の開拓も進めています。

同社は、地方中核都市での新築分譲マンションの展開を推進しています。少子高齢化に伴う住み替えニーズに応えるため、既存の供給都市に加え、新たな都市への進出を図っています。埼玉県や鳥取県への初進出により、供給都市数は81都市に拡大しました。

ライフスタイルの多様化に対応するため、セントラル総合開発はコンパクトマンションの開発を進めています。首都圏や関西圏だけでなく、地方中核都市でも展開し、ファミリー向けマンションでは世代や家族構成に応じた間取りを提案しています。

賃貸マンション事業では、「クレアグレイス」ブランドを展開し、首都圏や関西圏、地方中核都市での開発を進めています。2021年から8物件328戸が賃貸開始となり、安定収益源の拡充を図っています。オフィスビルの賃貸事業も併せて推進しています。

持続可能な社会の実現に向け、セントラル総合開発は「ZEH-M Oriented」や「低炭素住宅」の採用を進めています。九電工との連携を強化し、環境に配慮した物件の開発や多様な付加価値の提供に取り組んでいます。

これらの取り組みを通じて、同社は2025年から2027年度の中期経営計画の達成を目指しています。「少数精鋭のプロ集団たれ」という経営理念のもと、顧客に「安心・安全・快適」な生活を提供し、業績向上に努めています。