トレジャー・ファクトリーJP:3093

時価総額
¥400億
PER
12.8倍
リユース事業で「トレジャーファクトリー」などの店舗を展開し、オークションや引越、ファッションレンタル「Cariru」、不動産「トレファク不動産」など多岐にわたる事業。

事業内容

トレジャー・ファクトリーは、リユース事業を中心に多様な事業を展開しています。主な事業セグメントには、リユースショップ、オークション、引越、レンタル、不動産、システム事業があります。これらの事業を通じて、幅広い商品やサービスを提供しています。

リユース事業では、中古品や未使用品を取り扱い、衣料、家電、家具、生活雑貨、ブランド品、スポーツ用品、楽器、ホビー用品など多岐にわたる商品を提供しています。トレジャー・ファクトリーは、6つの店舗業態を展開し、各分野に特化した商品を取り扱っています。

具体的な店舗業態には、総合リユースショップ「トレジャーファクトリー」、衣料品専門の「トレファクスタイル」、ブランド古着の「ブランドコレクト」、スポーツ用品の「トレファクスポーツアウトドア」、低価格衣料の「ユーズレット」、家具専門の「トレファクマーケット」があります。また、インターネットを通じた販売も行っています。

商品の仕入れは、一般顧客からの買取や業者仕入を通じて行われています。買取方法には、店頭買取、出張買取、宅配便買取があり、効率的な仕入体制を構築しています。物流センターを活用し、安定的な商品供給を実現しています。

トレジャー・ファクトリーは、オンラインBtoBオークションやリユース一体型引越サービス「トレファク引越」、家財買取サービス「Regacy」なども提供しています。これにより、顧客の多様なニーズに応えています。

連結子会社もリユース事業を展開しており、株式会社カインドオルはブランド古着、株式会社ピックアップジャパンは総合リユースショップ、株式会社GKファクトリーはゴルフ用品に特化した店舗を運営しています。海外では、タイと台湾で「トレジャーファクトリー」を展開しています。

その他の事業として、ファッションレンタルサービス「Cariru」や不動産事業「トレファク不動産」を運営しています。また、システム事業では、株式会社トレファクテクノロジーズがアプリやWEB開発を行っています。これにより、幅広いサービスを提供し、顧客の多様なニーズに応えています。

経営方針

トレジャー・ファクトリーは、リユース事業を基盤に、生活ニーズに密着した分野での事業展開を進めています。同社は、従業員の能力を最大限に引き出し、組織として大きな成果を生み出すことを目指しています。また、循環型社会の実現に貢献することを経営方針としています。

中期経営計画では、5つの成長戦略を掲げています。まず、リユース事業の拡大を図り、関東、関西、中部、九州を中心に年間30~40店舗のペースで新規出店を進めています。これにより、リユースのネットワークを拡大し、事業基盤を強化しています。

新規事業への投資も積極的に行っています。リユース事業と相乗効果のある周辺事業や経営理念に沿った新たな事業に投資し、成長基盤の拡大を図っています。これにより、持続的な成長を目指しています。

海外市場での成長も重要な戦略の一つです。タイと台湾での事業体制を整備し、収益改善を進めるとともに、新規地域への進出を計画しています。これにより、国際的な事業展開を強化しています。

M&Aによる成長も視野に入れています。リユース企業やシナジーを発揮できる企業の買収を通じて、事業の拡大と成長を加速させています。これにより、競争力を高めています。

さらに、DX投資を通じて業務効率化とイノベーションを推進しています。ITやAIを活用し、新たなビジネス機会を創出することで、グループ全体の収益を伸ばすことを目指しています。これにより、デジタル化を進めています。