サンクゼールJP:2937

時価総額
¥198.7億
PER
24.3倍
食品製造販売、EC事業、ホールセール、グローバル事業を展開し、自社ブランド「サンクゼール」「久世福商店」「Kuze Fuku & Sons」を中心に、ジャム、パスタソース、ワインなどの食品を提供。

沿革

1982-06㈱斑尾高原農場(資本金5,000千円)設立
1989-05レストランサンクゼール OPEN
1989-08農業生産法人㈲三水ワイン生産農園を設立、農業経営開始
1990-04サンクゼールブランド立ち上げ
1992-06資本金70,000千円に増資
1994-06果実酒酒造免許取得
1996-04リキュール類の酒類製造免許取得
1997-04オリンピックのライセンスを取得し、特別製造ジャムを限定販売
2000-02カリフォルニアワインの輸入販売をスタート
2000-11資本金320,000千円に増資
2005-10商号を「㈱サンクゼール」に変更
2008-05資本金365,000千円に増資
2010-11資本金100,000千円に減資
2011-07ものづくり大賞NAGANO2011で大賞受賞
2012-06㈲三水ワイン生産農園の商号を「㈲斑尾高原農場」に変更
2013-02サンクゼール シードルが原産地呼称認定
2013-11チャリティージャム事業で第10回日本パートナーシップ大賞グランプリを受賞
2013-12久世福商店のブランドを立ち上げ、久世福商店1号店 イオンモール幕張新都心店OPEN
2014-03サンクゼール信濃町センターを設立
2016-11信州ブランドアワード2016にて企業・事業ブランド部門賞を受賞
2017-04St.Cousair Oregon Orchards, Inc. (SCOO社)設立
2017-05㈲斑尾高原農場の事業を引き継ぐ目的で㈱斑尾高原農場(1982年設立の法人とは別の法人)を設立
いいづなシードルブランデー製造開始
2017-09奈良県とパートナーシップ協定を締結
2018-12SCOO社名を「St.Cousair, Inc.」(SCI社)に変更
2019-01Kuze Fuku & Sons ブランド立ち上げ
2019-05一般財団法人アファンの森財団とのオフィシャルスポンサー契約締結
2019-09Forbes Japan SMALL GIANTS AWARD 2019-2020 グローカル賞を受賞
2020-01飯綱工場・信濃町工場にて「JFS-B規格」認証を取得
2020-06資本金126,299千円に増資
2020-10久世福e商店街(現 旅する久世福e商店)立上げ
2020-12長野県いきいきアドバンスカンパニー認証
2021-03島根県とパートナーシップ協定を締結
2021-10Bokksu, Inc.へ出資及び業務提携契約を締結
2022-07Blue Hill Tech, Inc.へ出資及び業務提携契約を締結
2022-12東京証券取引所グロース市場に株式を上場
2023-06SCI社がPortlandia Foods, Inc.と事業譲渡契約を締結
2023-09MeKELブランド立ち上げ MeKEL1号店 長野若里店
2023-12久世良三氏及びまゆみ氏と「一般財団法人 サンクゼール財団」を共同設立
2024-03サンクゼールの森が「民間の取り組み等によって生物多様性の保全が図られている区域」として、環境省より令和5年度後期の「自然共生サイト」に認定

事業内容

サンクゼールグループは、食品製造販売事業を中心に、日本全国に158店舗の自社店舗(直営51店舗、フランチャイズ・チェーン107店舗)を展開しています。同社は、自社公式ECサイトや楽天市場サイトを通じたオンライン販売、地方の生産者と消費者をつなぐオンラインマーケットプレイスの運営、大手食品卸企業や小売企業へのホールセール事業、そして米国を中心としたグローバル事業を手掛けています。

サンクゼールグループは、「サンクゼール」、「久世福商店」、及び「Kuze Fuku & Sons」の3つのブランドを展開しています。「サンクゼール」は洋食材を、「久世福商店」は和食材を中心としたブランドで、それぞれ国内外で販売しています。「Kuze Fuku & Sons」は、米国を中心に展開し、和食と米国メインストリームの食材を融合させたブランドです。

同社の事業の特徴は、マーケティングから製品の企画・開発、調達・製造、店舗設計、販売までのプロセスを自社で一貫して行うことができる点にあります。これにより、ブランド、製品、店舗内装、店舗スタッフなどの店舗運営に必要な要素を共通の世界観で構築し、独自性のあるグロッサリーストアを作り上げています。

また、サンクゼールグループは、多品種少量生産に適した生産体制を構築し、消費者の需要に合わせた生産調整を可能としています。これにより、1つの店舗に無駄なく大量の製品点数を陳列し、独自性のあるグロッサリーストアを実現しています。

経営方針

サンクゼールグループは、独自の成長戦略を推進しています。同社は、「愛と喜びのある食卓をいつまでも」というコーポレートスローガンのもと、グローバルな視野を持ち、顧客、株主、取引先、パートナー、地域社会に信頼される企業を目指しています。そのために、世界中の人々に高品質な食を提供し、豊かな食卓と暮らしを楽しむ時間、人と人が集いつながる場を提供することを経営理念としています。

サンクゼールグループは、食のSPA企業として、製造から小売まで一貫した事業活動を行い、株主価値及び企業価値の向上を目指しています。経営上の目標達成のため、営業利益及び売上高営業利益率を重要指標としています。また、国内外での事業拡大を図り、特に「食のSPA」モデルをグローバルに展開することに注力しています。

中長期的な成長戦略として、国内事業では顧客ロイヤルティの向上、商品付加価値の向上、生産・供給能力の拡大、新業態店舗の拡大に焦点を当てています。グローバル事業では、米国市場でのブランド認知の拡大、アジア地域でのプレミアム日本食ブランドとしての地位確立、M&Aによるブランドポートフォリオの構築を目指しています。

さらに、サンクゼールグループは、ESGポリシーに基づき、サステナブル経営の推進にも力を入れています。気候変動対策、人的資本への投資、森林保護、食品ロス対策、格差のない平等な社会の実現など、7つの重点項目に注力し、社会や地球環境の持続可能性に貢献する活動を行っています。

これらの戦略を通じて、サンクゼールグループは、国内外での事業成長を目指し、持続可能な社会の実現に貢献していく所存です。