北の達人コーポレーション (2930) 株価

時価総額
¥167.9億
PER
22.6倍
健康美容商品・美容家電のD2C有力企業。自社オリジナルブランドの企画開発・販売を展開。マイクロニードル化粧品『ヒアロディープパッチ』が6年連続でギネス世界記録に認定。自社ECサイト中心に定期購入制度を活用し、売上の約7割を定期購入が占める。

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事業内容

北の達人コーポレーションは「びっくりするほど良い商品で、世界のQOLを1%上げる」をミッションに掲げる健康美容商品の企画・開発・販売会社です。同社は自社オリジナルブランドの健康美容商品や美容家電、カラーコンタクトレンズなどを手がけています。顧客の具体的な悩みやニーズを起点とした商品開発を行い、ブームに左右されない独自性の高い商品を提供しています。

同社の主要顧客は健康や美容に関心の高い一般消費者で、主力事業「北の快適工房」では定期購入制度を採用した収益構造を築いています。定期購入の売上が約7割を占めており、顧客にとっては買い忘れ防止や割引適用、同社にとっては売上安定化とコスト削減を実現しています。販売チャネルは自社ECサイトを中心に、Amazon・楽天市場などのECモールも活用した複合的な展開を行っています。

同社の事業は「ヘルス&ビューティーケア関連事業」の単一セグメントで構成されています。主力の北の快適工房では、ギネス世界記録を6年連続で獲得した『ヒアロディープパッチ』や機能性表示食品『カイテキオリゴ』などのロングヒット商品を展開しています。子会社のサロンムーンはヘアアイロンやドライヤーなどの美容家電を、カラコンダイレクトはカラーコンタクトレンズの仕入販売をそれぞれ担当し、グループ全体でヘルス&ビューティー分野をカバーしています。

経営方針

北の達人コーポレーションは「中期経営計画2028」において、2028年2月期に連結売上高235億円、営業利益31億円、営業利益率13.5%の達成を目標として掲げています。同社は「新規顧客獲得人数の拡大」と「LTV(顧客生涯価値)の向上」を両輪とした成長戦略を推進し、「びっくりするほど良い商品で、世界のQOLを1%上げる」というミッションの実現を目指しています。これまでに構築した運用基盤を土台として、今後3年間を新たな成長軌道を描く重要な期間と位置づけて事業を展開しています。

同社の差別化戦略は、独自の技術とデータ活用にあります。過去の販売実績データを分析して売れる商品の条件を数値化した「ヒット商品企画モデル」を導入し、商品開発の精度を高めています。また、1,527項目の品質管理基準によるデータドリブン商品開発、生成AIを活用したクリエイティブ制作体制の高度化、顧客データを起点とした製販一体型D2Cモデルなど、4つの中核的な強みを軸として競合との差別化を図っています。これらの取り組みにより、将来的には年間10商品の発売が可能な体制確立を目指しています。

新規顧客獲得の拡大では、商品の「企画」部門をWebマーケティング部門出身者によって新設された商品企画マーケティングチームが担当することで、販促活動を見据えた商品企画を実現する体制に転換しました。一方、LTV向上については、顧客の購入フローを「申込・購入時」「商品のお届け時」「商品使用時」の3段階に分解し、各段階で販売ページや同封物の改良、フォロー施策の実施を通じて顧客満足度の向上を図っています。これにより、アップセル率やクロスセル率、継続率の改善を推進しています。

技術革新への取り組みでは、生成AIと蓄積されたデータ・ノウハウを組み合わせたクリエイティブ制作体制の構築に注力しています。同社は事業運営を支えるデータ統合基盤と、採算性の高い広告だけが残る広告最適化システムを整備し、効率的なマーケティング活動を実現しています。また、商品開発ジャンルの拡大や開発スピードの向上、商品開発基準のブラッシュアップを継続的に行い、変化する消費者ニーズや競争環境に対応できる体制を強化しています。

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