シノブフーズJP:2903

時価総額
¥220.2億
PER
12.6倍
弁当、おにぎり、調理パン、寿司、惣菜の製造卸販売を手がける企業で、不動産賃貸や原材料の仕入販売も行う。

事業内容

シノブフーズは、弁当、おにぎり、調理パン、寿司、惣菜などの製造卸販売を主な事業としています。これらの製品は、日常の食事として多くの消費者に提供されており、品質と味にこだわった商品開発が行われています。

シノブフーズグループは、シノブフーズ本体と2つの子会社で構成されています。株式会社エス・エフ・ディーは、不動産賃貸に関する業務を主に手がけており、シノブフーズの事業活動を支える役割を果たしています。

もう一つの子会社であるマイツベーカリー株式会社は、シノブフーズが70%出資して設立されました。この会社は、主に原材料の仕入れと販売を行っており、シノブフーズの製品製造に必要な材料の安定供給を担っています。

経営方針

シノブフーズは、「おいしさと楽しさ」をモットーに、消費者ニーズに応える商品づくりを通じて、健康で豊かな食文化の向上に貢献することを企業理念としています。中食業界での競争が激化する中、同社は新たな価値と市場への挑戦を掲げています。

同社の中期経営計画(2026年3月期~2030年3月期)では、「販売戦略」、「コスト戦略」、「サステナビリティ戦略」、「財務戦略」を基本戦略とし、連結売上高700億円、連結経常利益率5.0%、ROE10.0%を目指しています。これにより、持続的な成長を図ります。

販売戦略では、冷凍事業や宅配弁当、カフェチェーン向け商品の拡大を進め、新たな販売チャネルを開拓しています。今後も製造力、開発力、営業力を強化し、海外市場や新市場への積極的なアプローチを図ります。

コスト戦略では、原材料やエネルギーコストの高騰に対応し、調達方法の見直しや製造ロスの削減を進めています。今後は、機械化やデジタル化を推進し、さらなるコスト削減を目指します。

サステナビリティ戦略では、環境負荷の軽減やフードロス削減に取り組み、多様な人材が活躍できる職場環境の整備を進めています。次世代を担う人材の育成にも力を注ぎ、持続可能な成長を目指します。

財務戦略では、資本効率性を重視し、成長事業への戦略的投資を行います。資本コストや株価を意識した経営を目指し、収益力の強化によるROEの向上と株主還元を積極的に進めます。