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テンポスホールディングスJP:2751
事業内容
テンポスホールディングスは、主に3つの事業セグメントを展開しています。まず、物販事業では、全国に店舗を構え、飲食店向けに新品およびリサイクル品の調理道具や厨房機器を販売しています。また、中堅・大手飲食企業には、厨房の設計・施工・管理サービスを提供しています。
次に、情報・サービス事業では、飲食店経営者向けに多様なサービスを提供しています。具体的には、不動産物件の紹介や仲介、内装工事の請負、リース・クレジットのファイナンス取扱、オーダーエントリーシステムの販売、販促コンサルティング、人材派遣、M&A紹介などがあります。
最後に、飲食事業では、飲食店の経営およびフランチャイズ加盟店の開発を行っています。これにより、テンポスホールディングスは飲食業界における多角的なサービスを提供し、業界内での地位を確立しています。
経営方針
テンポスホールディングスは、成長戦略として「100年企業」としての地位を確立するため、成長分野への投資を進めています。特に「飲食店の5年後の生存率を9割にする」という目標を掲げ、中小零細の飲食企業を支援する「Dr.テンポス」プロジェクトに注力しています。この取り組みを通じて、飲食業界の経営サポートを強化し、業界全体の発展に寄与することを目指しています。
同社は中長期的な経営戦略として、売上高2,000億円、時価総額2,000億円を目指しています。この目標を達成するために、業務用中古厨房機器の販売で圧倒的な地位を確立し、ネット通販およびWEB事業を次世代の中核と位置づけています。また、情報・サービス事業の収益を最大化し、M&Aや資本業務提携を積極的に活用することで、事業の多角化と成長を図っています。
テンポスホールディングスは、経営指標として経常利益率10%の確保とROE12%以上の維持を重点目標としています。これにより、売上および利益の拡大を目指し、持続可能な成長を実現することを目指しています。また、M&A戦略を通じて、外食業界や美容業界などでの事業拡大を進め、新たな市場での地位確立を図っています。
さらに、同社は全国300店舗の出店を目指し、地方都市への出店を積極的に進めています。これにより、地域密着型のビジネスモデルを構築し、顧客基盤の拡大を図っています。また、中古厨房機器の買取強化を進め、安定した供給体制を整えることで、事業の持続可能性を高めています。
新規事業への取り組みとして、飲食店の品質・サービス・衛生の視点から店舗を診断する格付診断士の育成を進めています。これにより、飲食店の経営支援を強化し、業界内での競争力を高めることを目指しています。また、家賃保証事業やFC支援事業など、新たなビジネスモデルの開発にも注力しています。