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ハローズJP:2742
事業内容
ハローズは、広島、岡山、香川、愛媛、徳島、兵庫、山口の瀬戸内沿岸部に店舗を展開する食品スーパーマーケットチェーンです。24時間営業を主体とし、地域に密着した流通小売業を営んでいます。
2025年2月28日現在、ハローズは107店舗を運営しています。出店形態は、24時間営業の食品スーパーマーケットを核としたオープンモール型の近隣購買型ショッピングセンター(NSC)を主力としています。
店舗の立地は、商圏人口3万人を基準に、郊外住宅地域や都市住宅地域に出店しています。敷地面積は2,000坪から10,000坪で、駐車場は売場面積3坪に対して1台以上を確保しています。
ハローズの主な販売品目は、青果、鮮魚、惣菜、精肉、デイリー、一般食品、菓子、酒類、雑貨などです。季節の上位品目を豊富に揃え、快適な買い物環境を提供しています。
同社は商品小売事業の単一セグメントで事業を展開しており、セグメント別の区分は行っていません。これにより、効率的な運営を実現しています。
経営方針
ハローズは、「食を通して好循環型の社会をめざす」という理念のもと、24時間営業の食品スーパーマーケットを展開しています。広島、岡山、香川、愛媛、徳島、兵庫、山口、高知の主要都市で、標準化した店舗によるドミナント化を進めています。
同社の成長戦略は、広島県などの人口密集地域を商勢圏とし、長期ビジョン「西日本5000億円構想」を掲げています。新規出店を継続し、商勢圏内のドミナント化を進めることで、マーケットシェアの拡大を目指しています。
中期経営計画「瀬戸内2814計画」では、2030年までに140店舗体制で営業収益2,800億円を達成することを目標としています。これにより、地域社会の生活文化向上に貢献し、従業員の幸せづくりを推進します。
ハローズは、24時間トータルオペレーションシステムを活用し、顧客のライフスタイルに合わせた買い物機会を提供しています。製造・物流・販売の一括管理により、安全で安心な商品を安価に安定供給する体制を整えています。
同社は、出店エリアでのドミナント化を確立し、商業集積地としてのオープンモール型のNSC化を推進しています。これにより、消費者にとって便利な買い物環境を提供し、競争優位性を確保しています。
また、既存店の改装を強化し、快適な買物空間の提供や省エネルギー設備の導入を進めています。これにより、消費者ニーズに応えつつ、効率的な運営を実現しています。
ハローズは、自己資本利益率(ROE)10%以上を目標とし、営業収益成長率5~10%を維持しつつ、売上高経常利益率の向上を目指しています。高収益商品の開発や固定費の削減に取り組んでいます。