SapeetJP:269A株価

時価総額
¥32.3億
PER
39.4倍
AIソリューション・ウェルネス向けSaaSの有力企業。姿勢分析Expert AIとSaaS「カルティ」(シセイカルテ・マルチカルテ・カルティロープレ)を展開。2025年9月末時点で総アカウント数4,123、姿勢分析データ約200万回分の保有。

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事業内容

Sapeetは「ひとを科学し、寄り添いをつくる」を掲げ、AIと3D技術を軸に人の身体性や行動をデータで分析・可視化し、その知見を企業向けのサービスや製品として提供しています。同社は専門家のナレッジを取り込んだ「Expert AI」を中核に、企業向けの導入支援と自社開発のクラウド型製品を組み合わせて展開しています。

主要な顧客は整体院、接骨院、鍼灸院、フィットネス、歯科などのウェルネス領域が中心ですが、接客や営業向けの製品は情報通信や小売、金融など幅広い業種にも提供しています。収益は、要件定義から実装までを請け負うプロジェクト収入と、ライセンスや保守による長期のストック型収入、さらにクラウド製品の契約による継続収入で構成されています。

事業は大きくAIソリューションとAIプロダクトの二本柱に分かれます。AIソリューションでは顧客ニーズに合わせて姿勢分析やコミュニケーション支援などのアルゴリズムを組み合わせ、コンサルから実装・保守まで一貫して支援しつつ、営業支援用のAIエージェント開発にも注力しています。AIプロダクトは「カルティ」ブランドで提供し、姿勢や動作を可視化するシセイカルテ、業務に合わせて自由に項目を作れるマルチカルテ、対話やロールプレイ学習を支援するロープレなどをSaaSで提供し、個別のカスタマイズにも対応しています。

経営方針

同社は「ひとを科学し、寄り添いをつくる」を掲げ、AIと3D技術を核に事業を拡大しています。成長戦略の要点は、AIソリューションで早期に収益を確保しつつ、クラウド型のAIプロダクトでストック収入を積み上げることで売上と収益基盤の安定化を図ることです。具体的には売上高成長率40%以上を目標とし、ARR(年換算の定常売上高)と取引社数を主要指標として管理しており、直近3期はこの高成長を維持しています。なお、姿勢分析は既に200万回超を実施しており、このデータ蓄積を成長の原動力に変えることを目指しています。

重点投資分野は開発体制と営業体制の強化、内部管理・情報管理の整備、そしてシステムの安定性向上です。開発面ではコンサルタントやデザイナー、アルゴリズム担当などの人的リソースを充実させ、共通の開発基盤を整備することで開発コストを下げながら複数サービスへ技術を転用する差別化を図っています。営業面ではSaaS型プロダクトの顧客数を増やすための採用と営業管理の効率化、情報管理ではJIS Q 27001(ISO/IEC 27001)に基づく体制強化を進め、顧客の個人情報や機密データを慎重に扱いながら事業拡大を図っています。

新市場開拓や事業拡大の計画としては、ウェルネス領域を起点に、接客や営業支援など業種横断での展開を進めています。まずAIソリューションで導入実績を積み上げ、そこから「カルティ」ブランドなどのプロダクトで継続収入を伸ばす好循環を構築する方針です。海外展開も視野に入れており、健康寿命延伸という社会課題への貢献を掲げつつ、AIエージェント等の新機能を加えた製品で海外市場の取り込みを目指しています。成長投資資金は営業増強とストック収益の確保により内生的に賄うとともに、必要に応じて金融機関との連携やM&Aも視野に入れて確保する計画です。

技術革新への取り組みでは、既存の姿勢・動作データと専門家の知見を組み合わせた「Expert AI」を中核に据え、生成的な技術を含む新しいアルゴリズム開発やAIエージェントの研究開発を進めています。具体策としては、プロダクト改善のためのデータ利活用基盤整備、運用負荷低減のためのシステム設計見直し、外部パートナーとの共同開発や社内教育によるナレッジ蓄積を行っています。同社はこれらの投資で製品の精度向上と運用の安定化を両立させ、顧客の離脱率低減とARR拡大を狙っております。