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ゲオホールディングスJP:2681
沿革
1986-06 | 遠藤結城(創業者)が愛知県豊田市にビデオレンタル店(ビデオロードショー美里店)を開業 |
1988-04 | 個人営業から法人に改組 |
1989-12 | 社名を株式会社ゲオミルダに変更し、「GEO」の屋号の使用開始 |
1992-05 | 株式会社テープ堂と資本提携し、同社を株式会社ゲオステーションに社名変更 |
1996-04 | 株式会社ゲオと株式会社ゲオミルダが株式会社ゲオを存続会社として吸収合併 |
1999-12 | 株式会社藤田商店より日本ブロックバスター株式会社を取得し100%子会社化(社名を株式会社ゲオグローバルに変更し、2010年10月当社に吸収合併) |
2000-11 | 大阪証券取引所ナスダックジャパン市場上場(2004年3月24日上場廃止) |
2002-10 | 北海道のそうご電器株式会社を民事再生支援により100%子会社化(社名を株式会社ゲオイエスに変更し、2010年10月当社に吸収合併) |
2003-07 | 四国の株式会社ロッキーを子会社化し四国エリアに進出(社名を株式会社ゲオステーションに変更し、2010年10月当社に吸収合併) |
2003-08 | 株式会社宝船を民事再生支援により100%子会社化(社名を株式会社ゲオアクティブに変更し、2010年10月当社に吸収合併) |
2004-01 | 東京証券取引所市場第一部上場 名古屋証券取引所市場第一部上場(2014年3月15日上場廃止) |
2004-06 | マツモト電器株式会社を民事再生支援により100%子会社化(社名を株式会社ゲオリークルに変更し、2010年10月当社に吸収合併) |
2005-12 | 高知県の四万十店開店で全都道府県出店を達成 |
2008-06 | 株式会社フォー・ユーに対して株式公開買付実施及び第三者割当増資を引き受け、連結子会社化(社名を株式会社セカンドストリートに変更し、2013年4月株式会社ゲオに吸収合併) |
2008-07 | 株式会社ぽすれん(現社名 株式会社ゲオネットワークス)を100%子会社化 |
2010-05 | 株式会社エイシスを取得し100%子会社化 |
2010-07 | 株式公開買付により株式会社ウェアハウスを連結子会社化(2014年4月株式会社ゲオに吸収合併) |
2010-10 | ゲオショップ運営等に関連する連結子会社11社を吸収合併し、小売サービス事業を当社が継承 |
2011-11 | 小売サービス事業を会社分割により新設した株式会社ゲオに継承し、当社社名を株式会社ゲオホールディングスに変更 リユースショップ運営を行う株式会社セカンドストリートの事業を株式会社ゲオが承継 |
2013-07 | 本社を愛知県名古屋市中区に移転 |
2013-11 | 株式取得により株式会社ファミリーブックを連結子会社化(2013年12月株式の追加取得により100%子会社化) |
2014-04 | モバイル専門店業態での出店開始 |
2014-12 | 株式会社グラモラックスを取得し100%子会社化 |
2017-02 | 株式会社ワールドモバイルを連結子会社化 |
2017-06 | 株式会社チェルシーを連結子会社化 |
2018-01 | リユース事業で米国に海外初となる「セカンドストリートメルローズ店」を出店 |
2018-06 | リユース事業でマレーシア1号店「セカンドストリートSS13店」を出店 |
2019-04 | 株式会社おお蔵を取得し100%子会社化(2019年6月連結子会社化) |
2020-04 | 株式会社ゲオ(2020年4月社名を株式会社ゲオアセットに変更)の各事業を吸収分割により4社に分割 |
2020-08 | リユース事業で台湾1号店「セカンドストリート台北西門店」を出店 |
2020-09 | 株式会社ゲオアセットと株式会社ファミリーブックを当社に吸収合併 |
2022-04 | 東京証券取引所の市場区分見直しに伴い、東京証券取引所プライム市場に移行 |
2023-12 | リユース事業でタイ1号店「セカンドストリートビックシーラマフォー店」を出店 |
事業内容
ゲオホールディングス及びそのグループ企業は、多岐にわたる事業セグメントを展開しています。主要な事業内容としては、衣料品、服飾雑貨、家電製品などの中古品の買取販売を手掛ける「リユースショップ」の運営が挙げられます。また、ゲーム、スマートフォン、家電製品の買取販売や新品ゲームの販売、DVD、CD、コミックのレンタルサービスを提供する「メディアショップ」の運営も行っています。
これらの店舗運営に加え、同社グループはこれらの商品の卸販売事業や、オンラインサービス、ECサイトの運営も手掛けています。具体的な事業会社としては、㈱ゲオ、㈱ゲオストア、㈱セカンドストリート、㈱OKURAなどがあり、国内外で事業を展開しています。特に、㈱セカンドストリートは、国内外でリユースショップを運営し、アメリカやマレーシア、台湾にも拠点を持っています。
その他、グループ内には多様なサポート機能を持つ企業が含まれており、㈱おお蔵ホールディングス、㈱おお蔵、㈱viviON、㈱エイシスなどが事業を支えています。これらの企業は、グループ経営企画・管理から店舗運営支援、その他多岐にわたるサービスを提供しています。
ゲオホールディングスグループは、持株会社としてグループ経営企画・管理を行い、その下で事業会社が各セグメントに特化したサービスを展開している構造を持っています。また、持分法適用会社や非連結子会社、関連会社として、株式会社ティー・アンド・ジー、有限会社ヴォガ、株式会社日本オークション協会などがあります。これらの企業群により、同社グループは幅広い顧客ニーズに応える事業展開を行っています。
経営方針
ゲオホールディングス及びそのグループ企業は、リユース市場の成長を背景に、持続可能な社会の実現に貢献するという経営方針のもと、中期経営計画を推進しています。同社は、「豊かで楽しい日常の暮らしを提供する」という企業理念を掲げ、付加価値の高いサービス提供を通じて長期的な成長を目指しています。経営上の目標としては、売上高営業利益率5.0%、自己資本利益率8.0%を掲げており、これらを達成するために様々な戦略を展開しています。
具体的な成長戦略として、リユース市場の深耕、寡占市場でのメディア商材の最大利益化、新規フォーマット・商材の育成と獲得、ITの積極活用とオンラインの強化、グローバルマネジメントの構築、人材の獲得と教育投資に力を入れています。これらの戦略は、フリマアプリやインターネットオークションの普及、環境問題への関心の高まりといった経営環境の変化に対応し、リユースとレンタルの循環型流通やリテールを通じて、世界中の人々に豊かで楽しい日常を提供することを目指しています。
同社は、直営店舗の全国展開を中心に、リユース市場におけるポジションの強化、オンラインとオフラインの境目をなくしたネットワークリテイラーの体制構築、グローバルプラットフォーマーとしての地位確立を目指しています。また、M&A手法の積極的な模索や、IT・電子商取引への投資強化など、変化する市場環境に柔軟に対応するための施策も進めています。
これらの戦略は、同社が国内外で展開するリユースショップやメディアショップの運営、オンラインサービス、ECサイトの運営など、多岐にわたる事業セグメントと連携しながら実施されています。ゲオホールディングスグループは、これらの成長戦略を通じて、持続可能な成長を目指し、社会に貢献していく方針です。