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J-オイルミルズJP:2613
事業内容
J-オイルミルズは、油脂事業を中心に多様な事業を展開しています。同社は、家庭用および業務用の油脂製品、ミールの製造、加工、販売を行っています。これにより、家庭の食卓から業務用の大規模な調理まで、幅広いニーズに応えています。
また、J-オイルミルズはスペシャリティフード事業も手がけています。このセグメントでは、乳系PBF(植物由来の代替食品)や食品素材の製造、加工、販売を行っています。これにより、健康志向の消費者や食品業界の多様な要求に対応しています。
さらに、J-オイルミルズは不動産賃貸事業も展開しています。この事業は、同社の多角的なビジネスモデルの一環として、安定した収益源を提供しています。これにより、同社は経済的な安定性を確保しつつ、他の事業セグメントの成長を支えています。
経営方針
J-オイルミルズは、2021年に新たな企業理念体系を制定し、コミュニケーションブランド「JOYL」を導入しました。このブランドを通じて、ステークホルダーや社会、環境に「Joy」を提供し、社会課題の解決に貢献することを目指しています。
同社は、2025年度を「復活」から「成長」への転換期と位置づけ、「成長戦略」「構造改革」「経営基盤強化」の3つの柱を軸に経営課題に取り組んでいます。特に「おいしさ×健康×低負荷」を掲げ、高付加価値品の拡販に注力しています。
成長戦略として、家庭用油脂では環境配慮型パッケージや新製品の販売を拡大し、業務用油脂では業務負荷を低減する製品を展開しています。海外市場では、ASEANや北米を中心に販売拡大を図り、海外売上比率の引き上げを目指しています。
構造改革では、不採算事業からの撤退やDXの推進を通じて、利益体質の改善と業務プロセスの効率化を図っています。また、資産効率の改善や収益構造の強靭化にも取り組んでいます。
経営基盤強化においては、人的資本経営の推進やサステナビリティ施策を進めています。さらに、基幹システムの再構築やガバナンス強化を通じて、戦略の浸透と実行力の強化を図っています。