J-オイルミルズJP:2613

時価総額
¥660.8億
PER
11倍
油脂事業を中心に、家庭用・業務用油脂、ミールの製造・販売、スペシャリティフード事業では乳系プラントベースフード、食品素材の製造・販売、不動産賃貸等を手がける。

沿革

2002年3月

株式会社豊年味の素製油株式を東京・大阪証券取引所市場第一部に上場。

2002年4月

株式会社ホーネンコーポレーションと味の素製油株式会社との共同株式移転により、株式会社豊年味の素製油設立。

2002年4月

連結子会社である株式会社ホーネンコーポレーションが、同社関連会社である豊年リーバ株式会社の株式を追加取得し、議決権比率75%の子会社とする。

2003年4月

株式交換により吉原製油株式会社を完全子会社とするとともに、社名を株式会社J-オイルミルズに変更する。

2004年7月

連結子会社である株式会社ホーネンコーポレーションが、同社の化成品事業を会社分割し、株式会社J-ケミカルを設立。

2004年7月

連結子会社である株式会社ホーネンコーポレーション、味の素製油株式会社、吉原製油株式会社および日本大豆製油株式会社を吸収合併。

2005年9月

連結子会社である株式会社J-ビジネスサービスが、同社完全子会社である楽陽食品株式会社の全株式を売却。

2008年3月

連結子会社である豊年リーバ株式会社から、業務用加工油脂および製菓・製パン材料の販売事業を譲り受ける。

2008年6月

連結子会社である豊年リーバ株式会社が解散。

2012年2月

子会社である豊神サービス株式会社が解散。

2012年3月

連結子会社である日華油脂株式会社から、蛋白製品販売事業を譲り受ける。

2012年4月

連結子会社である株式会社J-ビジネスサービスを吸収合併。

2014年5月

タイにToyota Tsusho (Thailand) Co., Ltd.およびMHCB Consulting (Thailand) Co., Ltd.との合弁会社J-OIL MILLS (THAILAND) Co., Ltd.を設立。

2019年4月

連結子会社である横浜パック株式会社が、連結子会社の株式会社J-サービスおよびゴールデンサービス株式会社を吸収合併し、商号を株式会社J-パックに変更する。

2019年12月

マレーシアの油脂加工品会社Premium Fats Sdn Bhdの株式を51%取得し連結子会社とする。

2019年12月

子会社である坂出ユタカサービス株式会社の全株式を売却。

2020年10月

連結子会社である株式会社J-ウィズが、連結子会社の日華油脂株式会社を吸収合併し、商号を株式会社J-NIKKAパートナーズに変更する。

2021年5月

連結子会社である株式会社J-ケミカルの全株式を売却。

2022年4月

東京証券取引所の市場区分の見直しにより市場第一部からプライム市場へ移行。

1922年4月

鈴木商店製油部の四工場とその営業権の一切を継承して、豊年製油株式会社設立。

1989年4月

社名を株式会社ホーネンコーポレーションに変更。

2004年7月

株式会社J-オイルミルズと合併し、解散。

1935年3月

宝製油株式会社設立。後に、味の素株式会社に吸収。

1968年2月

東洋製油株式会社設立。

1999年4月

味の素株式会社横浜工場を統合。これに伴い、社名を味の素製油株式会社に変更。

2001年4月

味の素株式会社の油脂事業を完全分社化し、味の素製油株式会社に譲渡。

2004年7月

株式会社J-オイルミルズと合併し、解散。

1934年12月

個人経営の吉原定次郎商店を組織変更し、油脂、肥料、飼料、化粧品の製造加工売買を目的とした株式会社吉原定次郎商店を設立。

1935年7月

株式会社吉原定次郎商店が吉原製油株式会社を吸収合併し、社名を吉原製油株式会社に変更。

2004年7月

株式会社J-オイルミルズと合併し、解散。

1966年8月

豊年製油株式会社と吉原製油株式会社との均等出資により、設立。

2004年7月

株式会社J-オイルミルズと合併し、解散。

事業内容

J-オイルミルズとその子会社6社、関連会社5社で構成されるJ-オイルミルズグループは、油脂事業を中心に幅広い事業を展開しています。同社の油脂事業では、家庭用油脂、業務用油脂、ミールの製造、加工、販売を手掛けており、日本国内の食卓や飲食業界に欠かせない製品を提供しています。

また、スペシャリティフード事業では、乳系プラントベースフード(PBF)や食品素材の製造、加工、販売を行っており、健康志向や環境への配慮が高まる中で、植物由来の食品選択肢を広げています。

その他の事業として、不動産賃貸なども手がけており、多角的なビジネスモデルを構築しています。J-オイルミルズグループは、これらの事業を通じて、食品産業のみならず、生活全般にわたるサービスを提供し、社会に貢献しています。

経営方針

J-オイルミルズは、新たな企業理念体系とコミュニケーションブランド「JOYL」を導入し、ステークホルダーや社会、環境に対する「Joy」を創出することを目指しています。このビジョンの下、「おいしさ×健康×低負荷」をキーワードに、社会課題の解決に貢献する製品の開発と拡販に注力しています。

同社は、第六期中期経営計画の見直しを行い、2026年を最終年度と定めました。この計画では、事業基盤の強化、収益回復、成長促進のための三つの重点ポイントを設定しています。具体的には、構造改革としてSCM改革や生産拠点の最適化、成長戦略として「低負荷」を強みとした商品の育成・拡販、そして投資戦略として海外や新たな事業領域への積極的な投資を挙げています。

油脂事業では、環境負荷の低減を意識した「スマートグリーンパック®」や機能性が付加された油の展開、業務用油脂では長持ちする油の拡販や環境意識の高い製品販売を推進しています。スペシャリティフード事業では、プラントベースフード(PBF)領域の拡充や市場牽引を目指しています。

また、経営基盤の強化にも取り組んでおり、取締役会の監督機能強化、サステナビリティ施策の推進、商品開発への継続的な取り組みなどを進めています。これらの戦略を通じて、J-オイルミルズは収益性の回復と持続可能な成長を目指しています。