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シマダヤJP:250A
沿革
1949-03 | 名古屋市昭和区に株式会社島田屋を設立 |
1955-11 | 東京都墨田区に株式会社島田屋本店を設立 |
1959-07 | 本店住所を東京都渋谷区に移転 |
1967-08 | 宮城県古川市に東北工場設置(1972年に宮城シマダヤ株式会社として独立) |
1969-02 | 明和食品株式会社を設立(1976年2月にシマダヤ商事株式会社へ商号を変更) |
1970-04 | 埼玉農産興業株式会社を買収して深谷工場とする(1971年に埼玉シマダヤ株式会社として独立) |
1970-08 | 東京都昭島市にある島田屋食品株式会社を吸収合併し東京工場とする |
1975-05 | 東京都昭島市に東京配送センターを設置 |
1977-04 | 株式会社島田屋の商号を株式会社島田屋本店に変更 |
1977-12 | 休眠会社となっていた株式会社島田屋本店(1949年3月設立)に吸収合併 |
1980-03 | 東京都昭島市に開発研究所を設置 |
1983-04 | 東京工場を近代的工場に改築 |
1987-06 | 東京配送センターを同じ昭島市に移転 |
1987-07 | シマダヤ商事株式会社の営業全部を譲り受け統合する |
1988-04 | 「流水麺」発売 |
1990-06 | 群馬シマダヤ株式会社設立 |
1997-04 | 商号をシマダヤ株式会社に変更 |
1998-05 | 中部シマダヤ株式会社(現 岐阜工場)設立 |
1998-09 | 東京工場を増改築、第二工場稼動 |
2002-06 | 埼玉シマダヤ株式会社を子会社化 |
2002-06 | 物流センターを武蔵村山市に移転 |
2002-10 | 埼玉シマダヤ株式会社と群馬シマダヤ株式会社が合併し存続会社が埼玉シマダヤ株式会社(現 前橋工場)となる |
2004-04 | 東京工場を分社し、東京シマダヤ株式会社(現 東京工場)設立 |
2004-12 | 開発研究所を同じ昭島市に移転 |
2006-02 | エス・エス・デリカ株式会社(現 松戸工場)設立 |
2010-04 | 株式会社群麺センター(現 群馬工場)を子会社化 |
2010-08 | 丸中製麺株式会社(現 滋賀工場)を子会社化 |
2014-04 | 宮城シマダヤ株式会社(現 古川工場、郡山工場)が株式会社千鳥屋製麺所(現 仙台工場)を子会社化 |
2014-05 | 高砂食品株式会社(現 埼玉工場)を子会社化 |
2014-06 | 中野食品株式会社(八潮工場)、寿製麺株式会社(現 兵庫工場)を子会社化 |
2016-04 | 株式会社メルコホールディングスの持分法適用関連会社となる |
2016-04 | 丸中製麺株式会社(現 滋賀工場)が存続会社で寿製麺株式会社(現 兵庫工場)を吸収合併、シマダヤ近畿株式会社に商号変更 |
2016-10 | シマダヤインターナショナル株式会社を設立 |
2018-04 | シマダヤ近畿株式会社(現 滋賀工場、兵庫工場)が存続会社で中部シマダヤ株式会社(現 岐阜工場)を吸収合併、シマダヤ西日本株式会社に商号変更 |
2018-04 | 宮城シマダヤ株式会社(現 古川工場、郡山工場)が存続会社で千鳥屋製麺所株式会社(現 仙台工場)を吸収合併、シマダヤ東北株式会社に商号変更 |
2018-04 | 東京シマダヤ株式会社(現 東京工場)が存続会社でエス・エス・デリカ株式会社(現 松戸工場)、中野食品株式会社(八潮工場)、株式会社群麺センター(現 群馬工場)、埼玉シマダヤ株式会社(現 前橋工場)、高砂食品株式会社(現 埼玉工場)を吸収合併、シマダヤ関東株式会社に商号変更 |
2018-04 | 株式会社メルコホールディングスの100%子会社となる |
2019-04 | シマダヤインターナショナル株式会社を吸収合併 |
2019-10 | シマダヤ関東株式会社八潮工場(旧 中野食品株式会社)を株式会社今里食品に事業譲渡 |
事業内容
シマダヤ株式会社(以下、同社)は、連結子会社であるシマダヤ関東株式会社、シマダヤ東北株式会社、シマダヤ西日本株式会社、およびシマダヤ商事株式会社と共に、麺類の製造および販売を主たる業務としています。同社の事業は主に家庭用事業部門と業務用事業部門に分かれています。
家庭用事業部門では、一般家庭向けに麺類および関連食料品の製造と販売を行っています。シマダヤ関東、シマダヤ東北、シマダヤ西日本が製造を担当し、同社が販売を行います。主な製品には、茹でずに水でほぐすだけで食べられる「流水麺」や、健康志向の「健美麺」、生麺、長期保存可能なLL(ロングライフ)麺などがあります。これらの商品は、食品スーパーなどの量販店で販売され、チルド麺と冷凍麺の2つのカテゴリーに分かれます。
業務用事業部門では、外食産業や中食産業向けに麺類の製造および販売を行っています。こちらもシマダヤ関東、シマダヤ東北、シマダヤ西日本が製造を担当し、同社が販売を行います。主な製品は、長期保存可能で茹でたての麺のおいしさを再現できる冷凍麺です。業務用冷凍麺は、業務用卸店や商社、大手外食店などが主な得意先です。
シマダヤ商事株式会社は、同社グループへの車両リース、消耗品の物販、損害保険代理などのサービスを提供しています。これにより、同社グループ全体の運営をサポートしています。
同社の強みは、商品力と品質管理にあります。開発キーワード「7K」(健康、簡便、高品質、買いおき、経済性、国産、環境)に基づく商品開発を行い、FSSC22000認証を取得した工場で生産しています。また、積極的な広告販促活動を通じて、地方・地場製麺メーカーに対して優位性を持っています。結果として、2023年度の家庭用チルド麺全国販売金額シェアで第2位、業務用冷凍麺全国販売金額シェアで第1位を獲得しています。
このように、シマダヤは家庭用および業務用の両方の市場で強固な地位を築いており、高品質な麺類製品を提供することで、消費者および業務用顧客からの信頼を得ています。
経営方針
シマダヤ株式会社(以下、同社)は、麺類の製造および販売を主たる業務とし、家庭用および業務用の両市場で強固な地位を築いています。同社は「おいしい笑顔をお届けします」を経営コンセプトに掲げ、品質とブランドを重視し、安全・安心な商品の提供に努めています。これを実現するために、シマダヤブランドの育成、独自技術の市場創造、組織を越えたコミュニケーション、お客様満足の追求、成長と高収益の実現、アイデアカンパニーの目指し、人材育成の7つのビジョンを掲げています。
同社は2025年3月期より新たな3ヵ年中期経営計画をスタートし、「コア事業の『深化』と『利益成長』に挑戦し、収益構造を変革する」を基本方針としています。特に家庭用事業部門の収益改善が重要課題とされており、チルド麺市場の縮小に対しては秋冬期や西日本地域での販売拡大を図り、業務改善を実施します。一方、需要が高まっている冷凍麺については、生産キャパシティの確保を急ぎ、拡大のチャンスを捉えます。
また、同社は持続可能な社会に向けた取り組みも推進しています。健康寿命延伸を目的とした商品の開発・育成、プラスチック使用量の削減、国産原料の使用拡大などを進め、社会課題の解決に貢献する事業活動を行っています。これにより、ステークホルダーからの共感を得ることを目指しています。
業務用事業部門では、高品質で多様なメニューに対応できる冷凍麺を提供し、得意先への提案型営業活動を強化しています。これにより、2023年度の業務用冷凍麺市場シェアで第1位を獲得しています。家庭用事業部門では、流水麺や健美麺、LL麺などの独自技術で生み出した商品を提供し、家庭用チルド麺市場で第2位のシェアを持っています。
同社は、創業100周年を見据えた長期的な視点で、コア事業の深化と利益成長を進めるとともに、持続可能な社会に貢献する取り組みを推進しています。これにより、消費者および業務用顧客からの信頼を得て、安定した成長を目指しています。