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イーサポートリンク【JP:2493】株価
株価・出来高の推移
時価総額の推移
PERの推移
PBRの推移
事業内容
イーサポートリンクは、生鮮青果物の流通業界に特化したシステム開発と業務支援サービスを手がける企業です。同社は野菜や果物といった規格が統一されにくい生鮮食品の流通をIT技術でデータベース化し、生産者から小売店までの複雑な商取引を効率化するシステムを提供しています。また、国産農産物や有機農産物の仕入販売、農産物の生産事業も展開しています。
同社の主要顧客は生鮮青果物流通に関わる事業者で、生産者、加工業者、中間流通業者、運送業者、小売量販店などが含まれます。収益は主にシステム利用料と業務代行サービス料から構成されており、受注代行、売掛管理、需給調整といった流通業務を365日体制で受託しています。東京本社のほか札幌、神戸に拠点を設置し、全国展開を図っています。
同社の事業は「オペレーション支援事業」と「農業支援事業」の2つに分かれています。オペレーション支援事業では、流通システムの「イーサポートリンクシステム」「生鮮MDシステム」の提供に加え、小売店向けの地場産直取引支援システム「es-Marché」や、ドラッグストアでの青果売場構築支援サービスを展開しています。農業支援事業では、りんごや国産農産物の仕入販売のほか、子会社を通じて有機農産物の販売や農産物の生産を手がけています。
経営方針
イーサポートリンクは「食の流通情報を活用し、生産者の暮らしを支え、生活者の食生活に貢献する」という経営理念のもと、青果物流通における圧倒的な優位性を持つオペレーション会社を目指しています。同社は2025年11月期から2027年11月期まで3か年の中期経営計画を策定し、売上高、営業利益、営業利益率を重要な経営指標として位置付けています。成長投資の観点からEBITDA(営業利益+減価償却費)も重視し、持続的な企業価値向上を追求しています。
重点投資分野として、同社は創業時から提供してきた青果物流通システムと業務受託サービスの収益極大化を図る一方、AI技術を活用した新サービス開発に積極投資を行っています。顧客ニーズに応じたシステム機能追加やシステム間連携による利便性向上、業務オペレーションの生産性向上などの追加投資を通じて、基幹事業の収益基盤を強化しています。また、効果的なM&Aによる事業拡大も視野に入れ、リスクと投資効率を勘案した戦略的投資を推進しています。
新市場開拓では、これまで培ったノウハウを活用した事業ポートフォリオの組み換えに注力しています。小売量販店と協働した農作物の地産地消促進の仕組み構築や、青果物を扱っていない業態への売場構築・運営支援サービスの拡大を進めています。これにより青果物の販売チャネル確保と生活者の購入機会拡大を図り、新たな収益基盤の構築を目指しています。また、農業生産基盤の弱体化に対応するため、自社での生産事業強化により農産物の調達力向上にも取り組んでいます。
技術革新への取り組みでは、物流の2024年問題や労働力不足といった業界課題に対応するため、AI技術を活用した需給予測システムや自動発注システムの開発を推進しています。人口減少や気候変動などの社会課題を背景としたDX(デジタルトランスフォーメーション)投資を積極化し、営業体制の強化と次世代人材の育成により人的資本の拡充も図っています。同社はこれらの取り組みを通じて、地域社会の活性化と持続可能な社会の実現に貢献することを目指しています。