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共同ピーアール (2436) 株価
株価・出来高の推移
時価総額の推移
PERの推移
PBRの推移
事業内容
共同ピーアールは、企業と社会の良好な関係構築を支援する総合的なコミュニケーション会社です。同社は広報・PR支援を中核とし、インフルエンサーマーケティングやデータ分析まで幅広いサービスを展開しています。企業の活動から社会的意義やニュース性を見つけ出し、メディアを通じて広く社会に発信することで、顧客企業の価値向上を図っています。
同社の顧客は主に広報活動の強化を求める企業で、収益は契約期間と内容によって構造化されています。6か月以上の継続的な広報支援を行う「リテイナー」契約が収益の安定基盤となり、短期案件の「スポット」サービス、記事形式で情報を掲載する「ペイドパブリシティ」が補完的な収益源となっています。
同社は3つの主要事業セグメントを展開しています。PR事業では戦略策定からニュースリリース作成、危機管理対応まで包括的な広報支援を提供し、インフルエンサーマーケティング事業では子会社VAZに所属するクリエイターを通じた情報発信を行います。AI・ビッグデータソリューション事業では、独自のウェブクローリング技術でインターネット上のデータを収集・分析し、企業の意思決定を支援するマーケティングデータを提供しています。
経営方針
共同ピーアールは、2024年から2026年を対象とした中期経営計画において「フルAIシフト宣言」を経営の中核に位置づけ、AIを活用した業務効率化と提供価値の最大化を目指しています。同社は「価値あるニュースを創出する企業体への進化」をビジョンに掲げ、従来のPRコンサルティング業務にデジタル技術を融合させることで、競争優位性の強化を図っています。中期計画では具体的な数値目標とともに、持続的成長に向けた収益基盤の拡大を重点戦略として掲げています。
重点投資分野では、AIとビッグデータを活用したソリューション事業の強化に注力しています。子会社キーウォーカーが展開するWebデータ抽出サービス「ShtockData」やWebモニタリング自動化ツール「CERVN」などのサブスクリプション型サービスの拡販を通じて、安定的な運用収益の確保を目指しています。また、インフルエンサーマーケティング事業では、子会社VAZの専属クリエイターの中長期的なマネジメント体制を構築し、動画配信や企業タイアップの受託に加えて自社メディア運営による提供価値の拡充を進めています。
新市場開拓では、広報担当者と報道関係者をオンラインでつなぐプラットフォーム「Kyodo PR connect」を展開し、専門子会社「共同ピーアールRing」を設立して事業基盤の確立を図っています。また、M&Aや業務提携を戦略的な選択肢として位置づけ、自社で補完できない技術分野を有する企業や、事業連携により付加価値提供が見込まれる企業との連携を積極的に検討しています。
技術革新への取り組みでは、独自開発の広報・PRオペレーション支援ツール「SAKAE」を業務効率化の基盤として継続的な機能拡充を進めています。同社は社内業務のデジタル化・効率化を推進する一方で、AIガバナンス体制の構築にも注力し、AI利活用に伴うリスク管理とプロセス整備の高度化を段階的に進めることで、「フルAIシフト」の実現を目指しています。