シダーJP:2435

時価総額
¥23.9億
PER
9.3倍
九州・山口及び関東地区でデイサービス、施設サービス、在宅サービス、福祉用具、障害支援、給食事業を展開する介護サービス事業。

事業内容

株式会社シダーは、九州・山口地区および関東地区を中心に、介護保険法に基づくサービスを提供しています。同社は、デイサービス事業、施設サービス事業、在宅サービス事業、その他事業の4つの事業セグメントを展開しています。

デイサービス事業では、要介護・要支援認定者に対し、デイサービスセンターで食事や入浴、機能訓練などを提供しています。理学療法士や作業療法士によるリハビリテーションを重視し、利用者が元気な生活を送れるよう支援しています。

施設サービス事業では、特定施設入居者生活介護(介護付有料老人ホーム)や認知症対応型共同生活介護(グループホーム)を運営しています。これにより、入浴や食事、機能訓練などのサービスを提供し、利用者の生活をサポートしています。

在宅サービス事業では、訪問リハビリテーション、訪問看護、訪問介護(ホームヘルパー)、ケアプラン作成を行っています。これにより、利用者が自宅で安心して生活できるよう支援しています。訪問看護やリハビリは、医師の指示に基づいて行われます。

その他事業には、福祉用具事業、障害支援事業、給食事業が含まれています。これらの事業を通じて、シダーは多様なニーズに応えるサービスを提供し、地域社会に貢献しています。

経営方針

株式会社シダーは、介護サービスを通じて地域社会に貢献することを目指しています。同社の成長戦略は、リハビリテーションを中心としたサービスの提供を強化し、事業規模の拡大を図ることにあります。特に、デイサービス事業と施設サービス事業を主力とし、利用者のニーズに応じた質の高いサービスを提供することで、新規顧客の獲得を推進しています。

シダーは、介護保険制度の改定に伴う変化に柔軟に対応し、科学的介護の推進や介護人材の確保に注力しています。特に、外国人介護人材の活用を拡大し、訪問系サービスにも積極的に取り入れることで、介護現場の生産性向上を図っています。また、介護保険外のサービス事業を開発し、事業の多角化を進めることで、制度リスクに対する耐性を強化しています。

同社は、北海道から九州まで全国に展開する有料老人ホームやデイサービスを核に、ドミナントエリアの拡大を目指しています。M&Aや在宅サービスとの連携を通じてシナジーを最大限に活用し、利用者の利便性を向上させることで、営業収益の増加を図っています。さらに、感染症対策を徹底し、高齢者を対象とする介護事業としての責任を果たしています。

シダーは、売上高伸長率や売上高経常利益率、ROEを主要な経営指標として位置づけ、継続的な売上成長とスケールメリットの追求を目指しています。これらの指標を改善するため、収益性や投資効率の向上に努めています。特に、リハビリテーションにおける豊富なノウハウを活用し、他社との差別化を図ることで、快適で上質なサービスを提供しています。

人材の確保においては、雇用条件の見直しや職場環境の改善を進め、介護職員の処遇改善を図っています。また、外国人技能実習生の受け入れを拡大し、長期的な人材確保を目指しています。法令遵守に関しても、内部監査体制の強化や社員教育を通じて、適切な事業運営を実現しています。