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アイロムグループJP:2372
沿革
1997-04 | 医薬品の臨床試験の受託、仲介を目的として、東京都千代田区神田駿河台に当社を設立し、治験施設支援事業(以下「SMO事業」という。)を開始 |
2001-06 | 医療機関等への不動産賃貸事業を開始 |
2002-03 | 医療機関等への融資、コンサルティング等を行うため、㈱アイロムメディック(2016年9月付にて㈱アイロムPMに商号変更)を設立 |
2003-06 | 本店所在地を東京都品川区大崎に移転 |
2003-10 | JASDAQ市場に株式公開 |
2005-01 | 東京証券取引所市場第一部に株式を上場 |
2005-04 | 薬局の展開を目的として、㈱ヒノミ薬品(2005年12月付にて㈱アイロムロハスへ、2013年8月付にて㈱アスボメディコに商号変更)の株式を取得し、連結子会社化 |
2005-07 | 医薬品等の製造販売の委受託事業進出を目的として、小林製薬工業㈱(2006年4月付にてアイロム製薬㈱に商号変更)の株式を取得し、連結子会社化 |
2006-05 | 医薬品等の販売事業の効率的な事業体制の構築のため、㈱アポテカ(2013年9月付にて㈱インに商号変更)の全株式を取得し、連結子会社化 |
2006-10 | ㈱アイロムが㈱アイロムホールディングス(現 ㈱アイロムグループ)に商号変更し、会社分割により持株会社体制へ移行するために、SMO事業を新たに設立する連結子会社㈱アイロムに承継(新設分割) |
2007-01 | 関東地区における開発業務受託機関事業(以下「CRO事業」という。)への参入のため、㈱アイクロスを設立 |
2011-11 | 当社が保有するアイロム製薬㈱の全株式を共和薬品工業㈱に譲渡 |
2012-07 | 本店所在地を東京都千代田区富士見に移転 |
2012-12 | ㈱アイロムロハス(2013年8月付にて㈱アスボメディコに商号変更)、㈱アポテカ(2013年9月付にて㈱インに商号変更)、㈱ウイング湘南にて展開していた医薬品等の販売事業(ドラッグストア事業、調剤事業)につき、㈱ウィーズホールディングスグループの㈱リーフにドラッグストア事業を、同じく㈱アポステータスに調剤事業を譲渡 |
2013-03 | 九州地区におけるSMO事業強化のため、㈱アイロムが㈲クリニカルサポート(2023年7月付にて㈱アイロムOMに商号変更)の全株式を取得し、連結子会社化 |
2014-01 | 遺伝子創薬、細胞・再生医療等の先端医療事業を行うべく、株式交換によりディナベック㈱(2015年4月付にて㈱IDファーマに商号変更)を連結子会社化 |
2015-07 | グループ事業を推進し、且つ主たるグループ企業各社の管理機能を担うことを明らかにするため㈱アイロムホールディングスから㈱アイロムグループに商号変更 |
2016-05 | 北海道エリアにおけるSMO事業強化のため、㈱ナカジマ薬局との合弁会社である㈱アイロムNAを設立 |
2016-12 | 豪州の臨床試験実施施設を運営するCMAX CLINICAL RESEARCH PTY LTDの株式を61%取得し、連結子会社化 |
2017-06 | SMO事業強化のため、㈱エシック(2023年7月付にて㈱アイロムIRに商号変更)を連結子会社化 |
2017-08 | CMAX CLINICAL RESEARCH PTY LTDの全株式を取得し、完全子会社化 |
2018-01 | 中国における事業推進のため、中国香港に愛醫隆有限公司(I'ROM LIMITED)を設立 |
2019-11 | 先端医療事業強化のため、㈱ICE(2021年7月付にて㈱ICELLEAPに商号変更)の全株式を取得し、連結子会社化 CRO事業強化のため、㈱アイクロスが㈱IBERICA(2020年7月付にて㈱アイクロスを存続会社として吸収合併)の全株式を取得し、連結子会社化 |
2022-04 | 東京証券取引所プライム市場に移行 |
事業内容
アイロムグループは、医療関連分野における総合的な医療サポート企業として、多岐にわたる事業を展開しています。同社グループは、アイロムグループ株式会社を中心に、連結子会社22社と関連会社1社から構成されており、医療環境の向上を目指しています。
同社の事業セグメントは主に以下の5つです。
1. **SMO事業**: 臨床試験の実施に関わる業務を医療機関から受託し、支援する事業です。臨床試験計画の立案から実施までを包括的にサポートしており、関連会社には株式会社アイロム、株式会社アイロムCS、株式会社アイロムECがあります。
2. **CRO事業**: 早期臨床試験の実施や製薬企業のグローバル開発支援を行う事業です。日本とオーストラリアで臨床試験実施施設を保有し、国内外の製薬企業へのサポートを提供しています。主な関係会社には株式会社アイクロス、CMAX CLINICAL RESEARCH PTY LTDがあります。
3. **先端医療事業**: ワクチンや遺伝子治療製剤の開発、再生医療領域の研究開発と事業化を行うセグメントです。また、化粧品の開発や一般医薬品の販売を含むEC事業も展開しています。関連会社には株式会社IDファーマ、株式会社ICELLEAPがあります。
4. **メディカルサポート事業**: クリニックモールの設置や医業コンサルティングなど、医業経営を全般的に支援する事業です。株式会社アイロムPMがこのセグメントに関連する主な会社です。
5. **その他**: 上記以外の事業も行っていますが、具体的な内容は記載されていません。
アイロムグループは、これらの事業を通じて、医療分野における包括的なサポートを提供し、より良い医療環境の実現を目指しています。
経営方針
アイロムグループは、医療分野における総合的なサポートを提供する企業として、持続可能な社会の実現を目指しています。同社は「憂いなき未来のために。」をブランドプロミスに掲げ、全ての人々が健康であり続けることを目標に掲げています。そのために、SMO事業やCRO事業の収益性を高め、先端医療事業を成長軌道に乗せることで、企業の成長と財務体質の強化を図っています。
同社グループは、医薬品開発を取り巻く環境の変化に迅速に対応し、高品質なサービスを提供することで企業価値の向上を目指しています。具体的には、SMO事業では、大学病院や専門医療センターとの提携を拡大し、臨床試験の品質向上やプロセス管理強化に努めています。CRO事業では、国内外の臨床試験実施施設での早期臨床試験の実施支援を行い、先端医療事業では、遺伝子治療や再生医療等に重要な役割を果たすベクターの事業展開を進めています。
また、同社は、医薬品・医療技術の発展に貢献するため、収益力の向上、資金調達、内部管理体制の整備、業務品質の確保、人材の確保など、複数の課題に取り組んでいます。これらの課題に対処することで、SMO事業やCRO事業、先端医療事業のさらなる成長を目指し、医療の発展と人々の健康と生活の質の向上に貢献していく方針です。
アイロムグループは、これらの成長戦略を推進することで、医療分野における包括的なサポートを提供し、より良い医療環境の実現を目指しています。