システナJP:2317

時価総額
¥2227.4億
PER
18.1倍
ソリューションデザイン、次世代モビリティ、フレームワークデザイン、IT&DXサービス、ビジネスソリューション、DX&ストック型ビジネス、その他事業。

事業内容

システナは、複数の事業セグメントを持ち、多岐にわたるサービスを提供しています。以下にその概要を紹介します。

**ソリューションデザイン事業**

システナと関連会社HISホールディングスは、プロダクト製品や通信事業者向けサービスの企画・設計・開発・検証支援を行っています。ネットビジネスや業務用アプリ、Webサービス、社会インフラ関連システム、IoT、AI、ロボット関連サービスの開発も手がけています。

**次世代モビリティ事業**

システナは、自動車業界向けにエンジニアリングサービスを提供しています。完成車メーカーやサプライヤーを対象に、MaaS(Mobility as a Service)などの自社サービスも展開しています。

**フレームワークデザイン事業**

金融系や公共・法人系の基幹システム開発を行うシステナは、DXソリューションの導入やインフラ構築、システム運用、インフラコンサルティングサービスを提供しています。

**IT&DXサービス事業**

システナとその子会社は、システムやネットワークの運用・保守・監視、ヘルプデスク、ユーザーサポート、データ入力などのITアウトソーシングサービスを提供しています。

**ビジネスソリューション事業**

システナは、サーバーやパソコン、周辺機器、ソフトウェアなどのIT関連商品の企業向け販売を行っています。また、基盤構築や仮想化、RPA、BIツールの導入サービスも提供しています。

**DX&ストック型ビジネス事業**

システナと子会社ミンガルは、自社サービス「Canbus.」「Cloudstep」「Web Shelter」を提供しています。また、「Google Workspace」や「Microsoft 365」などのクラウド型サービスの提供・導入支援も行っています。

**その他事業**

子会社や関連会社を通じて、モバイル通信関連技術支援、開発・検証支援、各種ソリューションの提供、最新技術やサービスの動向調査および事業化を行っています。

経営方針

システナは、成長戦略として採用戦略の見直し、離職率の低減、ソリューションデザイン事業の再構築を掲げています。まず、採用戦略では、高インフレの影響を受け、新卒者教育から即戦力人材の確保へとシフトしています。新卒採用も継続しつつ、企業風土の継承を図ります。

離職率の低減に向けては、賃金の大幅な引き上げと透明性の高い人事評価制度の導入を進めています。過去2年で賃金を17%引き上げ、今後3年でさらに23%の引き上げを予定しています。これにより、社員のモチベーション向上を図ります。

ソリューションデザイン事業の再構築では、移動体通信事業のノウハウを活かし、自動車、AI、ゲーム、フィンテックなど多様な分野に展開します。専門性を高め、事業ドメインを再構築し、IT課題解決支援へと事業領域を拡大します。

また、システナは自社商材とサービスの拡充を進め、ストック型ビジネスを中核事業と位置付けています。これにより、収益力の向上を目指し、コストアップを価格転嫁で吸収する方針です。長期的には、理念経営の強化を図り、社員間の繋がりを再構築します。